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漫画の中の一般人

ども。クラン辺利田です。
閲覧数みながらンフーーーーと歯茎を見せて笑っておりますあんがとう。

さて、早速だが前々回言った漫画の中の一般人の話をしようかしらね。(こう書くとなんか評論文みたいでヤだね。)

専門的な話がしたい訳では無いんで、ちゃんと人間の集団心理やら常識とはなにか、みたいなことが知りたいなら社会心理学とかそっち行きなさいね。

前置きとしてごちゃごちゃと、「一般人ってなんぞ?」ということを話してるんで本題にそのまま飛んでも読めるようにしておきます。読みたい人だけ読んでたもれ。


前置き


さて、前回アテクシはアテクシの中にある「凡人ってどういうもの?」についてとりあえずの答えを出しました。
アテクシ実は、前回のnoteにおいて、凡人と一般人の区別をしてないのお気づきだったかしら。
才能の話をする時、一般人という言葉はノイズになりかねないと思ったから分けなかったんだけど、じゃ一般人ってなによ?って話になる。

wikiとか百科事典に書いてあることで言ってしまえば、特別でないこと、が要件。凡人とほぼ同じじゃねぇかと思うけど、やっぱり違う。一般人はその場で特別でなければいいけど、凡人はあらゆる側面において一般人であること、が必要なのだ。

分かりづらくなってきたな。例をあげよう。
プロ野球選手がいたとするじゃろ。
その人は「野球」というものに関しては特別であり、野球の分野において一般人になることは出来ない。
ただし、いっぺん小説を書かせてみよう。そのプロ野球選手は文筆業において、特別ではなかった。(たまにいらっしゃるよな、全部できちゃうパーフェクトヒューマンみたいな人)
さて、このプロ野球選手はこと限って「文筆業においては」一般人、と形容できる。

一般人は時と場所によって異なってくるのだが、大まかにはそこにいてもなにも特別でないことが一般人の要件ってコト。wikiの方がもっと分かりやすく書いてある。ちゃんと知りたいならそっちを参照だ。

本題



漫画の中の一般人、とは漫画の内容の重要部分に関わってこない人間のことを指す、と思っている。名前も出てこない、ぼんやりとそこにあるとして認識されるだけの時、そいつは一般人だ。その漫画にとって何も特別でないから。

こいつらの話をしよう。

(今回もとんでもない偏見だぞ。)
人間が嫌いな、もしくは興味のない作者の作品の一般人は総じて性格が悪く、そして個人と個人の境目が薄い。もしくは登場すらさせないかもしれない。
優しいひと、性格の好い人とは特別な人間である、と認識しているからだとアテクシは思う。

一般人なのだから個性が薄いのは当たり前なのではと思ったそこの君。個性が薄いのと個人の境目が薄いのでは全く意味が異なる。
個性が薄い、というのはそれでもその人間にしか言えないことがある。薄くともあるのだ。彼自身の言葉が。

境目が薄い、というのは、その集団から発せられるのであれば誰から言われても構わないということだ。発言は集団から噂話のように飛び出すだけで、そこに個はどこにもない。彼らは集団としてしか認識されず、そこに人間性は存在しない。他者に向けられる大きな悪意がそこにあるだけだ。

逆に、人間が好きな、もしくは興味ある作者の作品はどうなるだろうか。
いいの悪いのどちらもいる、というのが回答だ。だって人間にはどちらもいるんだもの。

ただし、それらは必ず個として描写される。1度しか話さずともそれには個性が存在しており、その人だから出る発言であることが前提だ。

まぁ、どちらの分類の作品も面白いことには変わりないのだが、より現実的な描写をするのは後者かもしれない、と「アテクシは」思う。

 この「アテクシは」というのが厄介で、というのも「現実的な」という言葉は我々読み手にも今までどう生きてきたかにおいて差異が生じるものだからだ。
悪意に晒されて生きてきたならば、前者がよりリアルで飲み込みやすい。言い方が悪いが普通かそれよりも幸せに生きてきたならば、後者が飲み込みやすいだろう。

漫画の中の一般人とは、実はその作者が人間をどう捉えているのかをとてもよく表しているように思う。
物語に一切関わってこないが、確かにそこに存在する人間をあえて書かないとなれば、リアリティはぐっと下がるだろうから、否が応でも無意識に己の考える普通の人間を作成する。それが漫画の中における一般人だ。

さて、これを読んでくれたそこの君。君の思う「普通の人々」を思い浮かべてみよう。自分が人間に対して普遍的に感じている感情に気がつけるかもよ。保証はしないけどね。


雑談

ちなみにアテクシは根本に人間を愛してくれてないとなんか気分悪くなっちゃうタイプ。どんだけボンボコ人殺してもいいけどさ、悪人だからって理由でしめて欲しくないし、殺される人の人生も教えて欲しいの。おまえ、死んでよかったな。なんてどんな人間にも言いたくないからね。だってアテクシ人間なんだもの。自分という存在に向かってお前人間かぁという理由で嫌って欲しくないのよね。
あーあ、人間って不便だわね。

おわりに

ここまで読んでくれてあんがとう。
次は古のゲームプレイ日記「花帰葬♯1」を予定しているよ。ちなみにまだプレイしてないので次がいつになるかは不明。
そんでは、ばいちゃ。


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