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「経験と挫折」2年 大貫裕斗

今回noteを担当させていただきます,日本大学藤沢高校出身,危機管理学部2年の大貫裕斗です。私が大学サッカーにおいて感じたことや現在の気持ちについて書きたいと思います。最後まで読んでいただけると幸いです。




私は、大学サッカーという道に来てから思い通りにいったことは少なく、挫折の方が多い。

去年、チームは、関東リーグ1部昇格という功績を残した。私は、ありがたいことに関東リーグ2部の試合に途中からではあるが数試合出場することができた。しかし、私は結果を何も残せず1年目が終わってしまった。結果どころかチームに迷惑をかけてばかりであった。大学サッカーで、もっとやれると思っていたがほとんど何も通用しなかったし、個人の能力をもっと上げなければいけないと感じた。


そして、大学サッカーにきてからよりプロサッカー選手というものを身近に感じる。毎週のようにプロのスカウトが試合を観に来る。メンバーに入り続け、試合に出場すること、結果を出すことが重要であると感じた。

そして、挫折の一番の原因は怪我である。


私は、高校から怪我が多く、去年の夏にも肉離れをした。幸いにもリーグ戦中断期間であったため、強くなって復帰しようとポジティブに考えることができた。


しかし、最終節直前にして二度目の肉離れ。試合に出れないことがなにより悔しかった。そして、サッカーがやりたい気持ちが先走ってしまい、完治をしていないのに復帰をし3回目の肉離れ、さらに今年の1月に入ってから4回目の肉離れ。


自分の気持ちだけが前に出てしまい、やらなければいけないことを怠っていた結果である。

そこからなんとか復帰をし、トップチームに戻ることができた。
4月2日の関東リーグ1部開幕戦に出場するという目標に向け、結果を残してやろうと強い気持ちを抱いていた。


3月30日 練習中の接触により、左膝前十字靭帯断裂。


自分の中では、打撲くらいだろうと思っていた。そんななか、病院の先生に前十字靭帯断裂と言われた時は、


もうサッカーを辞めようと本気で思った。

全治8ヶ月。
もう今年はサッカーをすることができないという現実にネガティブなことしか考えることができなかった。


次の日にはサッカーを続けるか続けないか悩んでいる状態で実家に帰省をした。

そして前十字靭帯断裂についてのたくさんのネットの情報を見た。元通りにはプレーできないなどのネガティブな情報の中にも宮市亮選手の記事を見た。前十字靭帯断裂を合計4回しているにも関わらず、前向きな姿勢や発言に勇気をもらった。
他にも、再発してるにも関わらず、リハビリを続け競技復帰を目指している人などポジティブな意見もたくさんあり、何度でも立ち上がる人たちの文章をみて、もう一度頑張ろうと思えた。
しかし、まだ不安や悩むことの方が多い。なんで自分がという気持ちや、また復帰しても怪我してしまうのではないか、元通りのプレーができないのではないかなど不安要素がたくさんあるし、苦しいリハビリに耐えてまで、また本気でサッカーをしたいと思えるのか。このようなネガティブなことばかりを考えてしまうことが多い。この気持ちは自分にしかわからないと思う。

でも、この怪我を乗り越えることができれば、必ずこれからの自信につながるし成長できると思った。


自分に残された2年間の目標を決めた。


この大怪我を乗り越えて、もう一度関東リーグに出場する。


今年は、辛いことの方が多いと思うけど、通過点だと思って頑張りたいと思う。


やると決めたからには全力で、復帰する前より強くなって復帰できるようにリハビリを頑張りたいと思います。

これからも自分を支えてくれている人たちの感謝を忘れずに1日1日大切に過ごしていきたいと思います。拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

大貫 裕斗(おおぬき ゆうと)

〈経歴〉
藤沢FC→横浜Fマリノスジュニアユース追浜→日本大学藤沢高校→日本大学

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