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「こころの内」4年 橋田 尚希

こんにちは。

7月半ばごろ、広報班からnoteの日程が学年LINEに送信され、「もうそんな時期かー」とか「なに書けばいいんやろー」とか「あの人のnote感動したー」とか、そんな話をしていたのが昨日のように感じています。月日が立つのは早いもので、いよいよ引退です。
前回のユーゴ(川崎フロンターレU-18)や前々回のタケヒロ(Vファーレン長崎U-18)のように読んでいる皆さんをクスっと笑わせたり、多くの反響を得たりするnoteは書けませんが、「こころの内」を‘‘少しだけ‘‘書いてみようと思います。

まだ引退していないので、闇に包まれた私のこころの内の全貌はお見せできませんが、気になるという声を頂けましたら、また改めてnoteを更新します。笑


改めまして、こんにちは。
JFAアカデミー福島出身、危機管理学部4年の橋田尚希です。
簡単に自己紹介をさせていただきますと、身長が175センチで体重が70キロくらいあったらいいなって中学からずっと言い続けていて、
何考えているのかわからないと言われることが多く、
人に自分の感情を見せないことがかっこいいと思っているそんな痛いヤツって、
そのくらいの認識で大丈夫です。
サッカーのほうは、関東大学リーグには有難いことに1年の開幕戦から現在まで試合に使っていただき、他大学の選手と比べても1番試合に出場しているかもしれません。


そんな人が何を考えているのか少しでも気になってくれていたら、この掴みは大成功です。





ここからは真面目に、自分の「こころの内」を‘‘少しだけ‘‘綴っていこうと思います。まとまりがなく読みにくい文章ではあるかと思いますが、ぜひ最後までお付き合いください。



夢中になってボールを追いかけて、気づいたら真っ暗になるまでボールを蹴り続けていた、あの頃に戻りたい。あの頃、サッカー楽しかったな。


自分が思い描いていた理想と現実には乖離があり、焦燥感や劣等感を持ちながらプレーしている。加えて、未来が見えないことへの焦り・怖さ、チームの結果と個人の結果が乖離している点など様々な要因が考えられるが、

いまサッカーが楽しいと感じることはない。

この言葉を当てはめたこと、このタイミングでこの立場でここに書くことは適切ではないかもしれないけど、これが本心である。




「○○大学の□□、あのチームの練習参加したらしいよ」
練習参加もできていない自分は、綺麗な表現でその場をやり過ごす。

「タケ(2023年卒)、関東選抜選ばれました」
「ウエキ(日大藤沢高校)、全日本選抜選ばれました」
いつも選出されるのは自分ではなく、隣にいる人。


これが現実で、

この現実を受け止めたくないと、何回思っただろう。

なんであいつがって、何回思っただろう。

嫉妬心、自己嫌悪、なんとも表現できない感情が上手く消化できず、寝ようと思っても寝つけない。そんな夜が何回あっただろう。



でも次の日には、先輩後輩関係なくニコニコして。しょうもないことやって。
「ハシはクソガキ」そうやって思われて。

弱い自分を騙し、仮面をかぶり続けることがかっこいいとさえ思っている。




だって、こんな悩みがちっぽけだって思えるほど
悩みもがき続けている姿を見ているから。

私が彼の苦悩を言葉で書き表すことなんかできやしない。
チーム作り、ピッチ内外での立ち振る舞い、言動、行動。まだまだあるか。


試合への出場機会に恵まれなくても努力している姿やチームがうまく機能せず彼なりの正解を考える姿、もし自分がその立場だったらなんて考えたくもないくらい、多くの葛藤がある中で、芯を持ち続け行動している彼の背中を見てきた。


そんな彼が
試合前にかけてくれる言葉、表情、ハイタッチ。
彼のひとつひとつが、
負に包まれた自分に、弱い自分に
自信を与え続けてくれていた。


何も手助けすることはできなかったけど、
彼の全てが正解だったと証明するために結果を残したい。
自分の感情なんか押し殺してでも、
チームのために闘いたい、試合に出る責任を果たしたい。

そう強く思わせてくれる存在だった。


後期の国士舘大学戦、
同じピッチに立てたこと、本来あるべき場所にキャプテンマークがあったこと、すごく感動した。
ずっと近くで見てきたからこそ、心にくるものがあった。


そんな人と最後に笑って終わりを迎えたい。



まだまだ夢物語かもしれないけど、
このメンバーでなら、本気で日本1を目指せると思っている。


どんな道か想像すらできないけど、新しい歴史を創り上げよう。



そして、【彼を日本1のキャプテンにしたい。】



これが自分のこころの内。




少し話は変わるけど、

後輩たちへ、
いつも寮とグラウンドとIPCにしかいない自分は誰が何をしているのか知っているつもり。
スタッフには見えていなくても、
その努力は必ず報われるし、報われるべきだとも思っている。
ヒカリが見える時が来ると信じて、
そして、そのチャンスを掴みとれるように
継続することを絶対にやめないで欲しい。


隣にいる同期や仲間にはどんなに綺麗ごとを言っても本当のことは見えているものです。
せめて1番近くにいる仲間からは応援される人間であってほしい。

大学生になって初めて持った感覚で、大学サッカーで得た人生最大の学びでした。


この先輩なんか偉そうなこと言ってるな、くらいで聞き流してください。





まだ引退するわけではないけど、この場を借りて今まで関わってくださった指導者、先輩、同期、後輩に感謝申し上げます。こんな扱いにくい人間を笑顔で受け入れてくれて、時には厳しく接してくれてありがとうございます。本当に感謝しています。


そして、彼には、1番感謝すべきかもしれない。
昨年、前期の日本体育大学戦で、「1対1仕掛けるからパスくれ」って強気で言われたときには感動したよ。彼には負けたくないと思えたし、彼の周りの人を笑顔にする力や場の雰囲気を自分色に染める力には羨ましいなって感じる時もある。そんな彼が近くにいたから頑張れていたのかも、ありがとう。最後まで彼らしく居て欲しいな。




最後に、どんな決断も否定せず心の底から応援してくれた家族には感謝してもしきれません。

多くを語ると涙が溢れそうだから、


「プロサッカー選手になったよ。」


この報告ができるように。

そして、自慢の息子・弟になれるように。

今までありがとう。



最後までお読みいただきありがとうございます。

現在、弊部には各カテゴリーが日本1、昇格を目指せるチャンスがあります。
そんなアツい日大を注目して見ていただければ幸いです。是非、会場で選手たちが闘う姿をお楽しみください!

これからも日本大学サッカー部への熱いご声援よろしくお願いいたします。

橋田 尚希(はしだ なおき)

〈経歴〉
レオーネ山口U-12→JFAアカデミー福島U-15→JFAアカデミー福島U-18

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