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「サッカー辞めたい。。。」2年長谷川皓哉

サッカーをやっている人なら1度は「サッカーを辞めたい」と思ったことはあるだろう。

それは試合に出れない、周りのレベルについていけない、続けていてもこの先何に繋がるのか分からない不透明性、様々な要因があり、そのようなことを考えるのは自然だろう。

私がサッカーを始めたのは、小学3年生の冬。
テレビつけたとき、たまたまプロサッカーの試合が流れていた。
それをみて、漠然とサッカー選手はかっこいいと感じた。
しかし当時はかっこいいと感じただけだった。

友人になぜサッカーやっているのか聞くと、プロになり活躍すれば大金を稼げると言った。

私はこれだ。と思った。

プロになりお金を稼ぎ、家族に楽をさせてあげたいと思ったことが、プロになりたいと考え始めた理由だ。

そんな動機から、プロになってやろうと思いサッカーを始めた。

始めてからは毎日が楽しく、どんどん上手い人を超えたいと向上心を持った。

でもいつかは来ると思っていたことがきた。

それは「サッカーを辞めたい」ということだ。

それは去年の夏のことだ。

大学に入学し、夏まで私はトップチームの一員として活動していた。
有り難い事に関東2部リーグに何度か途中出場させてもらった。



しかし私が日々感じていたことは、周りとのレベルの差、劣等感だった。
フィジカル、判断のスピード、技術、全てにおいて、私は劣っていたのを感じさせられた。

好きでやっているサッカーが、畏怖の対象にまでなると感じていたときもあった。

それからの練習、試合では上手くいかず、
Bチームで活動することになった。

現状を変えるべく、Bチームの遠征で内容としても、結果としてもチームに貢献し、またトップチームで活動したいと思い、遠征に向かった。


その遠征で試合に出たのはたった2試合。

2試合目で第五中足骨を骨折した。
完治するまで3ヶ月はかかると言われた。

悔しくて、泣きたかった。

そこから2ヶ月間、歩けるまで自宅で過ごした。
この2ヶ月間で自分と向き合う時間が沢山あった。

そして、ここで初めて、
   

「サッカーを辞めたい」と思った。

理由は沢山あった。

この先、大学サッカーをしても自分は通用しない、活躍できないと悲観的になり、またトップチームに戻り、試合に出るのは無理だと弱気にななることもあり、こんのような大怪我をして、チームの仲間に遅れをとると感じた。

サッカーのことを考えると寝ることも出来ず、常にネガティブなことしか頭に思い浮かばなかった。

だからこの2ヶ月間はサッカーのことを考えないようにしていた。

しかし、やはりどこかで早く怪我を治したい、サッカーをしたいと思う気持ちは無くならなかった。


そして、サッカーを始めた理由を思い出した。
こんなとこで辞めることを選択した時、胸を張れないと思った。


私はプロになってやろうという気持ちを忘れずに努力しようと決めた。

みんなが公式戦に出れているのが羨ましかった。しかしそれ以上に悔しかった。だからその時は堪えて、必ず来年は飛躍してやると自分自身に誓った。

今年は関東1部という素晴らしい環境で試合をさせてもらっている。

私は今、トップチームにいるが、試合に出場している時間は長くない。それは何かが劣っているから。
その何かを毎日試行錯誤しながらサッカーをしているのが今はすごく楽しいし、周りのレベルが高いからそれに負けたくないと思えるメンタリティになった。

そして、ピッチ立った時は、チームの勝利の為に自分の力を全て出したい思う。

私の今の目標は、このチームで日本一を取ること。

どのようなときも現状に満足せず向上心を持ち、プロになるために全力を尽くす。

拙い文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございます。
今後とも日大サッカー部の応援をよろしくお願い致します。

長谷川皓哉(はせがわ こうや)

〈経歴〉
水海道SSS→FCジュネス→明秀日立

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