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「今年を振り返って」4年 馬場智哉


金木犀の甘く爽やかな香りが鼻の奥に残りつつ、黄金色の街路樹が美しく彩る季節となりいよいよ秋も深まり夜寒を覚えるこの頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


みなさんこんにちは。こんばんは。
ヴァンフォーレ甲府u18出身、危機管理学部危機管理学科の馬場智哉です。


先日行われた天皇杯決勝ではヴァンフォーレ甲府が見事に初優勝を成し遂げました。
現地での観戦は叶いませんでしたが、私が18年間生まれ育った地元、そしてアカデミーでの6年間お世話になったクラブが優勝したのを見て胸が熱くなりました。
そして地方のまだ規模の小さいクラブでも優勝できるんだぞという夢や希望を与えてくれました。
これから自分の活力にしていきます。

https://youtu.be/yYrTC2218g4

たくさんのドラマが詰まってます。
まだ見てないという方はこちらからどうぞ!



掴みはこの辺にしておき、本題に入っていきます。

今年も残すところあと2ヶ月といったところでしょうか。
4年生のnoteも始まりいよいよ引退の2文字が現実的になってくる時期です。
寂しいです。
何を書こうかと今考えていて題名が決まらずに文章に入っているのが現状です。
これまでのサッカーのことなのか、大学4年間でのことなのか、今年のことなのか、これからのことなのか、noteを書くにあたって色々なことが頭の中で蘇りますが、やっぱり最終的に思うのがやっぱり悔しい思いが多いこれまでのサッカー人生かなと思います。

いい思い出より挫折とか悔しいの思い出の方が頭に残りやすいとは言われてますよね。まさしくそれです。

しかし自分はこれでサッカーをやめるわけではないので今年思ったことを素直に振り返ろうと思います。(しかしチームは決まっていません。探しています。)
テーマは今決まりました。

新チームになり5月くらいまではトップチームにいた。
4月から開幕したリーグ戦に出たのはたったの1試合。それも途中交代で残り時間5分くらい。

そしてBに落ちた。その2週間後くらいに社会人登録になった。なんとなく予想はしていた。

スタッフとも色々話して結論は自分で出したが、悔しかった。

トップで試合に出たい、活躍したい、プロになりたい、色んな想いが頭の中で駆け巡ったが、想いばかりが先行していて、実力が伴ってなかった。

「社会人で結果残してもう1度戻ってくるのもこないのも自分次第」
スタッフからそう言われた時に、結果残して絶対に這い上がろうと決めた。

これが今年の大きな分岐点となった。

そこから社会人チームでの活動となった。 

4年生が中心となる社会人チームの目標は関東社会人リーグ2部に昇格すること。

12月の参入戦に向かって夏の強化期間、合宿を乗り越えてチームとしても個人としても成長していると感じた。

しかしそんなに甘いものではなかった。

上位3チームが12月の参入戦に進めるレギュレーションで自分たちは最終節を残して4位が確定した。
個人昇格がなければ、トップチーム以外の4年生は10月30日の最終節で引退となる。

他のチームを見ても実力的に俺たちがいけるとしか思わなかった。

それでもいけなかったのには、気持ちの面が大きく関わってきたと思う。

4年生の中で温度差は間違いなくあった。

練習や試合に対する態度や発言を聞いて
本当の気持ちは分からないが、本気で関東2部昇格を目指してた人はほんとにごく僅かだと思った。

4位以下が確定した試合後でもヘラヘラしてるやつもいて、自分には理解できなかった。
なぜそんなに早く切り替えられるのか。不思議だった。

自分は悔しくてたまらなかったが、なにを言ってももう結果は変わらない。

サッカーはチームスポーツ。

誰か1人が頑張っても勝てるものじゃない。

その難しさも改めて感じるものとなった。

自分が引っ張っていかなきゃいけない立場で上の層に引き上げられなかった力不足でもあった。

現在トップチームに戻れているか分からないが、残されたわずかの時間、そして10月30日の社会人最終節は絶対に勝って終わります。

今年をざっと振り返えりましたが、後輩に向けても書いていこうかなと思います。
最後のnoteくらい良いこと書けよって思った人もいるかと思いますが、自分のキャラ的にこれくらいがちょうどいいかと思いました。
今年はほとんどBにいたのでBの選手に向けてですが
「もっと要求して。」
点を取るため、ゴールを守るため、チームが勝つために、もっと自分が持ってる意見をぶつけ合ってください。
絶対1人1人考えてることはあるだろうし、それを心の中で思っていても相手には伝わらない。だから喋って伝えてほしい。
1年生はあと3年、2年生はあと2年、3年生はあと1年。
限られた時間しかない中で、後悔しない日々を送ってほしいです。
頑張ってください。応援してます。



最後に家族に向けてメッセージを書いて終わりたいと思います。
最後までお付き合いください。


家族へ。
こんなにも夢中になって、大好きなサッカーをやらせてくれてありがとう。

これまでのサッカー人生を振り返ると色んなことがあったね。

小学6年の時に原因不明の怪我で全然サッカーできなかった時。

中学2年の時に怪我ばっかりして、なんにもうまくいかなくなって、楽しくなくなって「サッカー辞めたい」と言った時。

高校3年生の進路を決める時、海外に行くと意味の分からないことを言った時。
(当時は本気でした)

これ以外にももっとありますが、代表的なとしたらこの辺かなと。

たくさん甘えてきたし、迷惑も心配もたくさんかけました。

それでも家族は絶対に自分の味方をしてくれました。

本当にありがとう。

4年生になって初めてプレーを見せれたこと。
高校3年以来じゃないかな?

今まで家族が観にくる試合は気負いして全然だめだったのに、直近の観にきた2試合で2点取る事ができて少しは成長した姿が見せれたかなと思います。

普段あんまり喋らないお父さんで「今日のゴールはたまたま」とかあんまり褒められた記憶ないけど、自分の性格上褒めると調子に乗るとわかって言ってくれてるものだと思ってます。ありがとう。

「怪我に気をつけて楽しんでやってきな」
お母さんはいつもこの言葉をかけてくれました。
この言葉でいつも初心に戻る事ができています。
ありがとう。

そしてお姉ちゃん
社会人の貴重な休みをわざわざ自分のサッカー観戦に、しかもアウェーにまで応援にきてくれて本当にありがとう。

家族の支えがなければここまでやってこれませんでした。

しかしまだ私のサッカー人生は終わりません。

これからもよろしくお願いします。


馬場 智哉(はば ともや)
〈経歴〉
北杜FC→ヴァンフォーレ甲府u15→ヴァンフォーレ甲府u18→日本大学

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