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「書くこと」 2年 猪野毛日南太

今回noteを担当させていただきます、FC町田ゼルビアユース出身、文理学部体育学科2年の猪野毛日南太です。これまでのサッカー人生で得たものを自分なりに書いてみたので最後まで読んでいただけると嬉しく思います。

 「書くこと」は脳を活性化させ記憶力を向上させてくれる。今Googleを使って調べたらそのように出てきた。この大学のサッカー部の人たちやこのnoteを見てくれている人たちの中にどのくらいの人がサッカーノートを書いているのかはわからないが、私はユース時代からサッカーノートを書き続けている。特にスタッフに強制されていたわけでもなく、自分の意志で書いている。別にサッカーノートを書かなかったからと言って次の日の練習に支障が出ることはない。ではなぜ私はサッカーノートを取り続けてるのか。

 まずひとつの理由は、その日のミスや失敗をそのままで終わらせたくないからだ。練習でミスや失敗をしたとしても何もしなければ次の日同じようなシチュエーションが起きても同じミスや失敗をするだろう。しかししっかりとサッカーノートにミスや失敗の原因、改善策などを整理しておくと次の日同じようなシチュエーションが起きても他のプレーの選択がある。プレーは一瞬で考えてる暇もないけど、なぜか頭に湧き出てくるのだ。頭の中で整理された選択肢が増えればプレーに余裕が生まれる。

 もう一つ理由がある。それはモチベーションの安定だ。サッカーをやっていれば上手くいく日いかない日は必ずある。上手くいく日は別になんの問題もない。大切なのは上手くいかなかった次の日だ。上手くいかなかった次の日は前日の記憶が鮮明に残っているため、気持ちがポジティブに向き辛く、そのまま練習に臨めばポジティブなプレーはできない。サッカーをやっている人、スポーツをやっている人ならわかると思うが、プレーには面白いくらいその時のメンタル状況が反映される。私は高校3年のころ何をやってもうまくいかないという日が2ヶ月くらい続いた。その時はノートを書く気にすらならなかった。でも今思えばそうゆう時にこそノートを書くべきだった。ノートに自分の気持ちを書き出す。そうすれば自然と気持ちに整理がつく。上手くいかなかった日こそノートを書き、次の日の練習のための気持ちを作る。そうすることで、毎日のモチベーションの抑揚を少しでも減らすことができる。

 ここまで簡単にまとめるとサッカーノートを書く理由はプレーの整理と気持ちの整理だ。最後にもう一つ理由がある。それはプレーの言語化の練習だ。選手としてプレーの言語化能力は状況の把握やそれを仲間に伝える時に大切だ。また私は将来指導者になりたいと思っている。指導者にはより言語化能力が必要だと思う。その練習の意味も含めてサッカーノートを書いている。


 私はサッカーをやっていてたまたまサッカーノートをつけているが、このnoteを見てくれている人の中には他のスポーツをやっていたり、もしくはスポーツをやっていない人もいるかもしれない。しかしどんな人でも自分なりの書く理由があると思う。例えば日記でも授業中にノートを取るでもなんでもいいと思う。自分なりの書く理由を見つけて少しだけでも書くということをやってみてほしい。そしたら今より少し日常が有意義なものになるかもしれない。

 自分は、今このサッカー部で満足できない立ち位置にいる。プロになるために1日でも早く関東リーグに出場しなければならない。しかしそのための練習や練習以外の時間を過ごせているかと言われれば自信を持って頷けるわけでもない。周りに流されたり理由をつけて妥協したりすることもある。大学に入って一年と少しが経った。卒業まで約2年半。3歳からのサッカー人生で考えればラストスパートとも言える。卒業や引退してからもっとできたのではないかという後悔はしたくない。残りの2年半今から小さな妥協からなくしていき、全て終わった時にやりきったと思えるようにしたい。

 最後にいつも全力のサポートをしてくれている家族には本当に感謝しています。また近くにいる仲間や応援してくれている友達にも感謝しています。そういった人たちに最高の恩返しができるよう日々努力し続けます。途中話が逸れてしまいましたが、このnoteを読んで少しでも書いてみようと思ってくれたら幸いです。

 拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

猪野毛 日南太(いのけ ひなた)
〈経歴〉
高尾SC→FC町田ゼルビアジュニアユース→FC町田ゼルビアユース→日本大学

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