スキマスイッチが聴きたくなる季節

満員電車に揺られて流れてく街を見てるとき、自転車に乗ってるひとがやけに自由に見える。
いま感じたいのはエアコンの冷風じゃなくて、自分が加速することで生まれる風だ。

小さな頃からずっと、好きな季節は夏一択。
これといった理由はないけど、寒いより暑い方がいいし、日は長ければ長いだけいい。
夏至を過ぎて、だんだん日が短くなっていくのを実感すると、死に向かってる気分になる。

今日もとにかく暑い。日差しが強い。
いい季節だ。

ただ、数年前から薄々気づいてはいたけど、どうやら私の身体は夏が得意でないらしい。
今年はこれまでにない体調不良で、このところぐったりしている。
体験したことのない頭痛や謎のふらつき、パソコン画面での酔いにやられて、お昼休みにデスクで突っ伏しながら、夏、私には合わないのかなぁ、とぼんやり思った瞬間、いや違う、とハッとした。
夏が合わないんじゃない。夏をこんな風に過ごしてるのが合わないんだ。
ぼーっと海見たり、濃い緑の中を歩いたり、ド派手な色のワンピース着たり、コンビニのアイスお供に夜のお散歩したりしてたら、きっともっと元気。多分。

好きな季節を嫌いになりたくないな。
このきらきらした季節をずっと好きでいさせてあげたい。
変えよう、と思った。



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