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6歳の娘に教えてもらった「目的」の大切さ

私は幼い頃、折り紙もあやとりも苦手で嫌いでした。
折り紙の本に描かれている図説を見ても分からないし、新しい作品に挑戦しようという意欲が湧きませんでした。
いつも自分が作れる「つる」「やっこさん」など定番を折っていたように思います。

一方娘は折り紙もあやとりも大好き。手先が器用で、私なんかよりもたくさんの作品を作ることができます。
そんな娘と一緒に遊ぶのが好きだから、「折り紙の本を読み解いて、一緒に新しい作品に挑戦したい」という気持ちがあります。なので、あんなに苦手意識のあった図説を読み解いて作品作りを楽しめるようになりました。

これは決して、私が大学を卒業した(教育の賜物)から、図説を読み解けるようになったのではなく「娘と一緒に折り紙を楽しみたい」という目的を持って、折り紙と向き合えたからだと思うのです。
つまり幼い頃の私は、「図説が分からない」のではなく「図説を分かろうとしなかった」のではないかなと気づいたのです。何か目的があったらきっと折り紙との向き合い方が変わっていたんだろうなと。

これはきっと子育てにも繋がっているんじゃないかと思うのです。
子どもに何かに興味を持つきっかけや環境を与えることはできても、親から子どもに「目的」を与えることはできない。
「目的」が自分発でないと、長続きしなかったり、モチベーションを維持できなかったりするのかなと思います。

「子育て」は「親育て」。今日も子どもから大切なことを教えてもらっています。

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