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日記 2024/06/04


2024/06/04

 前夜は遅くまで起きていた。色々とアイデアが浮かんで興奮して眠れなかった。構想している「マイルールブックの作り方」について、思いついた数行をメモしてみた。ルールは生活を象る。ルールを作るためには自分が真に望むことを知らなければならない。いま自分が何となく不満な日々を送っているのは、自分が真に望んでいることを理解していないからではないか、などと思っていた。
 眠る前にBASEショップに原画を出品した。その後、各SNSに宣伝をした。販売を始めると、売れるわけではなくても絵に向き合うときの気持ちが少し変わる。描くものを決めるそのときに、この絵が売れるだろうかと考えてしまうのだ。雑念だ。おそらくこの期間中絵は売れないし、売れたとしてもその売れた絵を目指して描き続ける必要もない。ただ描き続けること。それだけが自分を救う。
 翌昼に起きて、バイトの作業をする。あっという間に夜になる。疲れたがまだ作業したいのでコーヒーを淹れようと思うが、暗くなってからコーヒーを飲むというのに少し抵抗を覚えた。やはり朝早くから活動したいなと思う。自分は夜型だが、やはり5時に起きる生活に憧れる。窓外の景色がしだいに明るくなってゆくのを感じながら仕事をするのは素晴らしいだろうと思う。
 夜、電話を受け別の仕事の話をする。フルタイムの仕事に復帰する準備が整いつつある。おそらくもう一ヶ月以内にはそうなるだろう。想像すると、半年もろくに働けていなかった自分が働くことができるだろうかと不安を感じる。主に対人関係が不安だと思う。対人不安はないのだが、僕は怒られることをひどく恐れてしまうところがあって、そのことを想像するとため息が出る。でもまあ仕方がない。その恐怖心や、怒られることに対していかに対処するかを仕事が始まるまでに考えてみようと思う。

 夜、少し遅い時間に実家に帰る。実家に帰ると仕事についてあれこれ聞かれるので、取りに来た荷物を持つと、何かを言っている母親をいなして逃げるようにすぐ帰る。帰り道、ひどく嫌な気分を覚えていた。親に会うとなぜかいつも少しだけ死にたくなる。ここまで自分の触れられたくないところを抉るように触れてくる人もそういないからだろう。
 家に帰りつくと軽く部屋の掃除と洗濯をする。その間もさっきからの嫌な気分は消えなかった。はやく忙しくなりたいと思う。あれやこれやが心に溜まることも許されないほど次々と忙しない環境に身を置けばこのナーバスさからも解放されるような気がする。

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