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WILD BUNCH FEST. 2024

WILD BUNCH FEST から一週間が経った。
あの日出演していたバンドは次のフェスやライブに出演しているが、私はまだあの日にいる。
誰かに「ワイバン最高だったよね~」と語りたい思いでいっぱいだが、一週間という思い出として振り返るには少し短い期間のせいで、話せない。だからここに思いをぶつけようと思う。

追記:書き出したらキリがなかったので推しバンドの感想だけになってしまった。あととにかく長い。これでも頑張って削った。

私の実家は、会場となったきらら博記念公園から車で15分ほど。家族と行った一日目以外、自転車で行った。
わたし!!!今から!!!フェスに行きます!!!とアピールでもしているかのようにバンドタオルをなびかせ自転車を漕いだ。

一日目。
本当は行く予定がなかった。私以外の家族がVaundyと新しい学校のリーダーズを観たいとチケットを取っていたが、私は留守番の予定だった。
ところがどっこい。追加アーティストで鉄風東京と映秀。が発表された。
行くしかない、行くしかないと気づいたら一日券を追加で購入していた。勢いで買ってしまったが、結果は大正解だった。
鉄風東京
三日間の音始め。開場後早歩きでステージへ、二列目を無事に獲得した。かっこよくて最高なのは当たり前なのであえて言わない。隣で観ていたK-POPしか聴かない妹がライブ後に物販エリアへ走っていったことが答えだ。20時間はあまりにも長すぎるし20分はあまりにも短すぎた。
宮本浩次
私のおばが大好きで曲もいくつか知っていたので家族で観た。一曲目から泣いた。スーツ姿でステージを動き回り、シャツのボタンを弾き飛ばしながら「勝とうぜ~エビバデ~!!」「でっかく生きようぜ~」と歌う本物のロックスターだった。ミヤジがステージからいなくなっても、休憩にかき氷を食べても、食らった衝撃は収まらなかった。
でっかく生きると心に決めるなどしてみた。
映秀。
感情デカすぎて書ききれない。中学二年生からずっと好きな人。やっと観れた。山口で。映秀。を山口で観た。この字面を14歳の私に見せ事細かく説明しても信じてもらえないだろう。

二日目
この日は高校からの友人と一緒に行った。ライブは一人で突っ込んでいくことが多かったけど。
クリープハイプのグッズを買いたくて、6時に会場につき物販列に並んだ。買えた。
リュックと添い寝ごはん
リュクソのおいしい音楽を堪能すべく、バニラズ後足早にステージへ向かいヒデさんよりの真ん中2列目を獲得。たまらんでした。。。とーーーーーってもおいしい楽しい音楽。リュクソの音楽は一音一音楽しくて、歌詞は優しく温かく時に鋭くて、大好き。自由に踊って楽しんだ。バンドメンバーが全員にこにこで楽しそうに演奏してるところも好き。初ワイバンなのが信じられない、たぶん嘘。
クリープハイプ
2022年、高校2年生。2日目・3日目に参戦予定だったワイバン。あの日のクリープハイプのセトリを見て家で大号泣した。私はあの日あの場所であのバンドの音楽に救われる予定を勝手に立てていたから。台風のせい。だから今回のワイバンは私にとって特別だった。メンバーが見えただけで、音を鳴らし始めただけで涙が出た。リハで愛の標識、社会の窓。周りの興奮度が確実に上がっていくのが分かった。君の部屋始まりでスタートしたクリープハイプのステージはあっという間だった。私は周りの人間に公言するほど君の部屋が大好きだ。私のため???とありえない思考を巡らせながらも次々と展開されていくステージに全集中した。「前に進め」と言われたあの瞬間、温度、景色すべてを忘れない。

三日目
ハンブレッダーズを前で観るために6時半から入場列に並んだ。周りはテントグッズを持った大人ばかりで、ヘッドフォンタオルを被り軽装な私は浮いて見えた。突然の雷雨に緊急避難の指示が出され、ドームへ避難した。隣に座っていた女の子がたまたまハンブレファンで仲良くなった。
ハンブレッダーズ
3列目スタート。ライブ前にクレーンカメラに構ってもらった。あのカメラ、言うこと聞いてくれた。リハで出てきたムツムロさんのあの表情、忘れない。リハでデイドリやってくれた時、本番落ち?!と勝手に少しショックを受けた。私がハンブレッダーズを好きな理由ははっきりしている。音楽に対してバンドに対して持っているバカでかい感情を言語化してくれるから。ヘッドフォンの中は宇宙だし、ド派手なギソロをずっと待ってるし、歌は瞳の防水コーティング剤に使ってる。ギターで全部ぶっ壊してくれてありがとう。ビリビリした瞬間インタビューの人見かけたけど、勇気出ませんでした☆
Blue Mush
ぶるましゅとの出会いは2022年10月、ammoとの対バンで周南に来てくれた時。クリープハイプのライブに行けないことが確定し勢いでとったチケット。行ってよかった出会えてよかった。そんなぶるましゅがワイバンに来た。三列目。海岸線であんなに泣いたの初めてかも。絶対メインステージ連れてけよ~海岸線歌ってよ~その頃には拳なんて数えてられないし、他バンドのタオルじゃなく、ぶるましゅのタオルで埋めつくされてるんだろうな~なんて考えてた。ワイバンに来てくれてありがとう。山口に地元に来てくれてありがとう。
マカロニえんぴつ
オーラルしっかり予習してバカみたいに楽しんでたら気づいたら真ん中の5列目にいて肩組みヘドバンしてた。ドロスも楽しみながらマカロニ待ち。マカロニえんぴつが地元のフェスで大トリ。なんだこの字面。リハから遠心にワンドリンク別。フォーリミの対バンツアーでの、あの、始まり方。OKKAKEなら誰もが一度は体感したい、ハートロッカーのあの始まり方。普通に悲鳴上げました、降参です。poole聴けると誰が予想してましたか??誰もしてません。感情ぐっちゃぐちゃのなかで洗濯機、「待ってたか―い!!」「「「待ってた~~~!!!」」」大きいミラーボールが左右にあったので星が泳ぐやってくれるかなって思ってたら、来た、イントロで無理だった。好き。ヤングアダルト聴こえてきた瞬間に泣いた、ステージが見えないくらい。曲中の「生きてるかい?」で刺された。夜を超えるための唄が目の前でずっと鳴ってる。hopeも聴けると思っていなかったです。私は音楽を聴いているときの自分が一番自分らしくて好きです。マカロニえんぴつといるときの自分は好き。あの人数で大合唱、心救われた。
みんながはけていく。花火が上がる中、構わずアンコールと言い続ける。
出てきた。
アンコールと叫んでいたけど出てきてくれたことにびっくりしすぎた。え、なに?なんで?「花火より大きな声で呼ぶから」「帰れなくなっても知らねーぞ」よっちゃんチューニング応援からの
ミスター・ブルースカイ
マカロニえんぴつさん、ずるいです。ずるい。涙止まらなかった。ありがとうありがとうありがとう。マカロニにはいつも泣かされる。


つらつらと書いてみたら3000文字いきそうです。
山口県はライブイベントが少ない。よく飛ばされる。だから山口であるライブは私にとって一つ一つが大切な宝物。もっと音楽が地方にも広まってほしい。
3日間の素敵すぎる非現実的空間をありがとう。
ぶるましゅの衝撃が残りすぎていていまだに余韻の中にいる。ずっとこの余韻の中にいたい。
日が変わるどころか月が変わってしまった。
音楽で生きていると言えば馬鹿にされる環境にいるが、そんなこと知らない。私は音楽に生かされている。ライブ後の余韻でどれだけ生きていけるだろうか。

信じているものがかっこよかった。
その事実だけで私は生きていてよかった信じてきてよかったと思える。

生きていてよかった。


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