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最上活動報告

5月1日~5月4日 山形県最上町での活動報告
キャンプリーダー北川周歩より

①活動内容
・育苗
今年植える稲の苗を作る作業をしました。
芽を出したばかりの稲を温室で2日ほど放置して成長させます。
発芽した稲が入ったプラグトレーを分担して積み重ねていき、最後にブルーシートをかぶせてヒーターの電源をいれます。

私たちの食卓に並ぶお米がこのような工程で出来上がっていることを知りました。
参加者全員で協力して作業することができました!

・ホーリーバジルの種取り
乾燥したホーリーバジルについている種子を取り出しました。
大雑把にとると殻のゴミが入ってしまう為、最初はピンセットを使い一つ一つ丁寧に取り出そうとしましたが、効率が悪く断念。
メンバー全員で知恵を出し合って、みそこしやバスケットをふるい代わりに使い、種とゴミを選別することに成功しました。
それを大きなお皿にのせて、振動を加えると、種だけを集めることができました!
チームワークでたくさんの種子を取り出しました!
終了後、ホーリーバジルはお湯を注いで、ホーリーバジルティーを作りました。さわやかな香りでとてもおいしかったです!

・畑の片付け
今年野菜を育てる畑の整備をしました。男性グループは自生している大きな雑草をスコップを使って掘り出す作業を。女性グループはマルチの撤去等を行いました。
最初たくさんの雑草に終わるか心配でしたが、メンバー全員で協力してすべて抜くことができました!
畑にはミミズやカエル等の野生生物が多くいて、都会ではなかなか見られない光景に参加者たちは興奮していました。

・養鶏
平飼いのニワトリのエサやりと集卵を体験しました。
エサは精米の過程ででたもみ殻等と畑に自生していた雑草。鶏舎に入ると独特なにおいと鳴き声に圧倒されました。
卵の大きさは小さいものから大きなものまで様々で、ここのニワトリは食べているエサが一般的なものと違う為、黄身が白っぽい色をしています。

②ワークキャンプの成果
農家さんの仕事の手助けをすることができました。種取りや育苗、雑草抜きは労力がかかるため、人数がいたからこそ効率的に進められた作業でした。
多国籍で年齢層も幅広いメンバーとの交流で、農家さんは新しい発見や刺激を得ていたようです。
食事も台湾出身のメンバーが作った中華料理が中心でとても喜んでいる様子でした。食事がにぎやかで、地域の方もメンバーもとても楽しそうでした。
Facebookの使いかたを地域の方に教えました。きちんとメモをして、自力で投稿できるようになりました。

③感想
普段何気なく口にしている食材がどのような場所で生産されているのかを見たことは今後の食に対する見方を変えるきっかけになりました。それと同時に農家さんがおかれている厳しい現状を耳にすることもでき、どうすれば持続可能な農村が実現されるか考えることもできました。最上での暮らしはのんびりとしており、都会の喧騒から距離をおいてリラックスした時間を過ごすことができました。食の重要性、自然の豊かさ、ご縁の大切さを再認識し、今の暮らしを見つめなおすことができました。


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