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【週末ワークキャンプレポート】和歌山紀南、日本一でっかい岩でジオスクリーン映画祭を!大地を見上げる映画祭Vol.1プロジェクト

初めまして!北海道在住休学生のツムギと申します。今回は和歌山県紀南、古座川町で5/20(金)~5/22(日)の3日間行われた週末ワークキャンプについてのレポートになります。

昨年同じく週末ワークキャンプを行ったときのレポートはこちら↓
(映画祭の概要もこちらにとても分かりやすく書いてくださっています!)


大地を見上げる映画祭とは

ここにあるにのは大きな岩に映る映画と
美味しいご飯と
流れる川 降り注ぐ星 自由な時間
大地を見上げる映画祭実行委員会

これは、和歌山県古座川町にある道の駅一枚岩monolithの田堀さんを中心に古座川町を盛り上げたいと集まった実行委員会のメンバーさんたちが企画する映画祭イベント「大地を見上げる映画祭Vol.1」のポスターにある言葉。

一枚岩とは、大きさ縦約100m×幅約500m、古座川町のシンボルとなっている巨大な岩のことです。日本のエアーズロックとも呼ばれるこの巨岩をスクリーンにして映画を投影し、自然と人が一体となって行われるこの場所でしかできない映画祭、それが大地を見上げる映画祭。また、このイベントにはマルシェブースもあり、地元のお店が夢のコラボをして作り上げた食べ物から小物まで、たくさんの商品を楽しむこともできます。

ジョーヤンさんこと田堀穣也さん

このプロジェクトの発起人はジョーヤンさんこと田堀穣也さん。古座川町で生まれ育ち、元小学校教諭&消防士という経歴を持ちながら現在は道の駅一枚岩のオーナーさん。様々な経験を経て見えてきた自身の本当にやりたいこと、それが愛してやまないこの古座川町を人生をかけて盛り上げたいということだったそうです。

(クラウドファンディングは終了していますが、イベントの概要やジョーヤンさんの想いはぜひこちらから↓)

「古座川町を本気で盛り上げたい」
人と自然が心地よい関係でいられる世界をつくりたい。
その世界や私たちの魂を未来に生きる子どもたちに繋いでいきたい。
そのためにはこの町をより良い形で存続させたい。
人が暮らすためには雇用や住宅の問題がまだまだたくさん・・・。
この町に住みたいと思う人が働きたいと思える場所を作ろう!自然を楽しめ、守っていける未来を目指そう!
ジョーヤンさんの活動、地域への思い
画角に収まりきらない一枚岩

このワークキャンプが始まる前、私も写真で何度か拝見していましたが、実際に河川敷に立ちこの岩を見上げてびっくり。写真や映像では伝わらないこの大きさ、ぜひ皆さんにも体感して欲しいです!


映画祭延期

今回は、この映画祭本番の運営お手伝いをするため全国各地から参加者が集結しました。私は北海道からひとり旅をしながら関西圏をふらふら。大阪市内で同乗させてもらったレンタカーで現地へと向かうことに。時刻は朝7時半、NICE理事のカツさん&金ちゃんに初めましての自己紹介直後…

なんと今回の映画祭延期のお知らせが!

この映画祭はマルシェのピロティ部分含め、あくまで野外でのイベントです。屋根が無い代わりに、美しい川と大きな空に囲まれた会場。

本来は1年前に行う予定だったこの映画祭は新型コロナウイルスの影響により、2度の延期を経て2022年5月21日、満を持して行われる予定でした。

しかし今回はあいにくの雨予報。この辺りは年間降雨量も国内トップレベルだそうで、安全面を考慮した上で3度目の延期が決まりました。(この開催/延期会議は当日深夜過ぎまで行われたそうです…本当にお疲れさまでした🙏🏻)

現時点での延期後の日程は2022年10月29日(土)となっていますが、詳細は各サイトやSNSでの情報をお待ちください!


ワーク内容(5/20)

当日延期が決まったことにより、前日までに地元の方々が一生懸命準備されていたものはたくさん。今回のワークは片付け&撤去作業がメインになりました👍🏻

お昼頃、古座駅に集合したワークキャンプメンバー。今回の参加者は社会人4名&学生3名。本来は次の日に向けて、映画祭実行委員会の方々と全体ミーティングが予定されていましたが、道の駅一枚岩monolithさんのピロティ部分の清掃、会場装飾の撤去作業を行うことに。今回は人数も多かったためどの作業もスムーズに行うことが出来ました。

バケツリレー方式でみるみる綺麗に
夕食はmonolithさん特製カツカレー
本当に美味しかったですご馳走様でした!

この日のワークは早めに切り上げ今回お世話になる宿泊場所、農民宿たなみやさんへ。そしてお母様と共にこの宿を経営されているリンダさんにお世話になることに。中東の魅力にハマり、1年のうち3分の1はヨルダンで生活をされているリンダさん。個性たっぷりお話上手、講義形式で参加者全員、たくさんのお話を聞かせていただきました!(笑)

お世話になった農民宿とリンダさん(右端)

ワーク内容(5/21)

私たちが古座川町で過ごした3日間、天気はくもり→雨→晴れ。晴れた日の景色は文句なしの絶景ですが、天気によって一枚岩の色んな顔が見れたこと、私はなんだか嬉しく感じました。
とはいえ、天気が悪ければ雨水や上流にあるダムの放流により、古座川の透明度もかなり変化します。

私たちがいた頃も十分綺麗な川でしたが、普段からこの地に住む方からすればLv.50中Lv.10にもいっていないそうで… 地元の方も納得するこれぞ古座川!をいつか自分の目で見てみたいなと強く思います。

古座川の水面

2日目午前ワークは駐車場の白線消し
ここは来場者のために用意された駐車場。実は延期が決まる前日、たった3人で車2~300台分の白線を引いていたそうで…数時間かけて引いた白線を1日後に消してしまう何とも心苦しいワーク。白線引くのはスムーズですが、実は消すのにはかなりの時間がかかるんです。全員で竹ぼうきを持ちひたすら消す!(とにかく掃き続けていたため写真もありませんでした笑)

白線消しという名の二の腕トレ終了後

午後からは映画祭のために作成したオブジェのペンキ塗り
このオブジェを作られたのが津田さんという方。前回の活動レポートにも登場されていらっしゃいましたが、「古座川が好きすぎて家を買ってしまいました」という言葉から始まる自己紹介。本当にお優しい方で、ひとりひとりの名前を覚えこの日の夜は私たちの宿にも遊びに来てくださり、楽しい時間を過ごさせていただきました🙌🏻ペンキ塗りは津田さん現場監督の元全員でのワーク。

4基のオブジェペンキ塗り
ペンキと格闘する男性陣3名

ワーク内容(5/22)

ワーク最終日。古座川町では毎週水曜日、水曜ゴミ拾いどうでしょうという名の清掃活動を行っているということで、今回はこのワークキャンプをさせていただいたお礼に私たちも2時間の清掃を行ってきました!

水曜、ゴミ拾いどうでしょう(日曜日編)
トンネルの中にも木の枝や木屑がたくさん
折り返し地点では美しい景色が!

今回私たちは一枚岩に映像を投影されているところを見る代わりに、機材の見学をさせてもらいました。普段見ることのない大きさの機材がずらり、詳しい説明もしてくださいました!

映画機材に興味津々な私たち

そして映画祭のインスタグラムには下の写真右端にいらっしゃるアーサーさんが作成した素敵な動画もずらり。ぜひストーリーハイライトをご覧ください!道の駅monolithさんではアーサーさん撮影の本当に素敵な「古座川感じるポストカード」も販売されており、私も購入させていただきました✨

最後は皆さんでBBQ!

SNSアカウント


最後に

私は今回、映画祭本番のお手伝いをするためにこの地へ行くことを決め、当日中止を伝えられた時はもちろん寂しい気持ちもありました。ですが、人生(旅)経験豊富な参加者の皆さんとたくさんお話できたこと、ゼロからイチを創りだすイベントを行う大変さのほんの一部を知れたこと、この古座川町の大自然、おいしい空気、ゆったりと流れる時間を感じれたこと、そして何よりこの地を愛する熱い想いを知れたことは、私にとって本当にこの場所に来て良かったと思える経験になりました。大自然という言葉でひとくくりにしてしまうのはもったいないくらい、まだまだ私の知らない魅力がたくさんあるであろうこの和歌山県古座川町。古座川町の魅力をもっともっと知るため、そして映画祭本番を自分の目で見るためにも、私はまたこの場所に帰ってきたいと心から思っています。

そして、今回のみの活動でこの映画祭運営に関わる方の苦労を知ることは到底できません。3日間という短い期間ではありますが、本番ではなく準備段階のワークキャンプに参加できたこと、過程を少しでも知ったうえで見る本番はきっとまた何か感じるものがあるのかなと今ではラッキーだっだなと感じている自分もいます。

3度の延期はこれまで準備に携わってこられた方々の想いを考えると、本当に心苦しい気持ちでいっぱいですが、今回の延期により、このイベントを知れた方もいるのでは…!? ぜひ、あなたの周りにいてくれる大切な人とこの映画祭に足を運んでみてはいかがでしょうか。

最後に今回の週末ワークキャンプで出会っていただいた全ての皆さんへ、本当にありがとうございました。そして5ヶ月後の10月29日、大きな岩に灯る光が見られますように。

ここまで読んでくださりありがとうございました!/ツムギ

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