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子どもたちに、豊かな国際交流の機会を!室戸国際ワークキャンプ現地レポ②

こんにちは!NICE関西事務局のしまです。

今回は太平洋が目前の高知県室戸で開催中の、国際ワークキャンプの様子をお届けします!

ボランティアの滞在拠点である、『国立室戸青少年自然の家』にて高知県内の小学校(2校)の子ども達に向けた1泊2日の"Kids English camp"を、2週間のワークキャンプの中で2回運営します。
高知県内の小学校の生徒たちに、学校の授業とは違った形の国際交流・異文化理解の機会を提供しようという試みで、昨年からプロジェクトがスタートしました。

11月14日(木)~15日(金)の2日間に渡って、1校目の高知県内の小学校の生徒たち(4年生21名)が参加する『国立室戸青少年自然の家』での"Kids English camp"が実施されました!
キャンプの様子を2回に渡って、紹介します。
※プライバシーの都合上、キャンプ中の写真は掲載していません※

生徒たちがバスに乗って自然の家に到着したのは、初日の午後。
ワークキャンプメンバーは自然の家の外でお出迎え。
どんな子ども達がやってくるのか、直前までドキドキしていましたが、バスに乗る子ども達が、ワークキャンパー達を見つけた途端、満面の笑みで手を振り、バスから降りる時には元気よく「ハロー!」と挨拶をしてくれた姿を見て不安はすぐに消えていきました。

子どもたちは、自然の家での生活に関してのオリエンテーションを受けた後に、ワークキャンプメンバーが準備したゲームを一緒に行うために体育館に移動。
まずは、メンバーからの自己紹介で"Kids English camp"のスタートです。
メンバーはこの日のために、日本語でのあいさつの練習を続けていました。
「私は~」「○○から来ました」「よろしくお願いします」
簡単なフレーズですが、自分の国旗を片手に笑顔で全員が子どもたちに挨拶を行いました。
自己紹介の後は、アイスブレイクタイム。お互いの緊張をほぐし、距離感を縮める時間です。
今回用意したアイスブレイク用のゲームは、メンバーと子ども達で大きな輪を作り、円の中心に立つ人を決めます。
中心に立った人が簡単な自分の意見(「○○が好き」など)をコメント、共感した人は中心の人に向かって一歩円の内側に進み、中心の人は自分に近づいた1人を指名して中心に立つ役を変わるというもの。
指名するときには、指名する人の名前を呼ぶ約束にしてお互いの名前を覚えるきっかけにもしました。
また、今回は子どもたちに国際交流の機会を提供する目的のキャンプであったことから、自分の意見を言う時には簡単な英語の文章を使うことにしました。
しかしいざ始めてみると、子ども達は想定した以上に大勢の人前で話すことに緊張して、なかなか口が開けません。
自己紹介の時に打ち解けかけた雰囲気がまた固まる!と、メンバーは積極的に子ども達に声掛けをして盛り上げをしつつ、予定時間を早める形で次のゲームへ進みました。

2つ目のゲームからは子ども達は5つの班に分かれ、各班にメンバーが加わりました。
2つ目のゲームは各チーム対抗の名付けて、「フラフープ渡し」!
各チームごとに列を作り手を繋ぎ、繋いだ手を離さないように先頭の人から最後尾の人までフラフープを体全体を使って渡していくという、協力プレイのゲームです。
各班にはストップウォッチが配られ、最後尾の人までフラフープが渡るまでの時間を競います。
お互いに体が触れている状態で、いかに速いタイムを出すかの協力して考えるこのゲームを通じて、子ども達との距離がぐっと近づきました!

続いてのゲームは、「ジェスチャーゲーム」!
各班に配られた箱の中にあるカードを、声を出さずにジェスチャーで他のメンバーに伝えます。チームメンバーで順番にジェスチャーを行いながら、制限時間内で出来るだけたくさんの箱の中にあるカードの獲得を目指します。
ただし、ジェスチャーを見て答える時に英語で回答できた場合には特別ポイントがもらえるルールを設定しました。
子ども達は、自然とジェスチャーを見ながら知っている英単語で正解にたどり着こうとしていました。

そして体育館でのゲームが終わるころ、気づけば各チーム内でお互いにハイタッチやハグをする光景があちこちで見られ、メンバーは子どもたちの心をつかんでいました。

ゲームの後は、子ども達と夕食タイム。
子ども達と距離が縮まった分、子ども達から積極的にメンバーに話しかけることが増えていました。

夕食後は、屋外に出てのキャンプファイヤーです。
このパートでは、満天の星空の下、メンバー企画の歌やダンスを楽しみました。
歌は、子ども達が理解しやすいよう日本でも歌われている曲と、体全体を使う動きの多い曲をピックアップ。
企画の最後は、ブルガリアの伝統ダンス。全員で手を繋いでブルガリアの伝統音楽に合わせてステップを踏みます。最初はゆっくりから徐々にテンポアップ。
寒空の中でしたが、体をたくさん動かしてぽかぽかな夜のアクティビティとなりました。

1日の終わりは、メンバーがそれぞれの母国語で「おやすみ」を紹介して終了となりました。
アイスブレイクのタイミングで若干つまづいたか、と思われましたが、メンバーは臨機応変に対応し、子ども達との関係性を作りました。
いよいよ、翌日が"Kids English camp"の最終日です。

(後編に続く…)

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