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文学フリマ東京に初参加してきた

文学フリマ東京に申し込む


文学フリマ東京へ参加してきた。
以前から文学フリマには何度か参加していたのだが、東京は初である。
私が今まで参加した文学フリマは、広島、福岡、岩手で一番大きいので福岡の200スペースだ。
それに対し、東京は2000スペース募集。
10倍である。
そもそも文学フリマを気に入っていた理由の一つが、そんなに大きくないイベントでアットホームな所だった。
しかし、それはそれとして、最大規模の東京イベントも気にはなっていた。
しかも万城目学先生が参加されたというのをSNSで見て、ますます興味が湧いた私は、イベントハイ(イベント参加した後のテンションが上がって「もっとイベント出たい!」となる状態)の時に東京に申し込んだ。

無事参加証が届いて驚いた。
何と文学フリマ東京は、3ホールに分かれていたのだ。
これでは一人参加で買い物に出る事は不可能に近い。しかも私が行きたいサークルさんは一番離れた第一展示場の方で絶望的だった。
しかし駄目元で売り子を探したら、関東住みの長い付き合いのフォロワーさんが、興味を持ってくれた。
そんな訳で、贅沢にも売り子さんを伴っての参戦となった。

文学フリマ東京当日

当日、羽田空港行のモノレールは混んでいた。
さすが日曜日。空港に行く人がいっぱいなんだなと思っていたら、なんとその大半が文学フリマの会場である流通センター前で下車した。
東京で、2000SPとは言え文学フリマだと思って正直甘く見ていた事を感じた。
売り子さんと合流し、サークル入場をしようとした時も、入場が始まって少し経っているはずなのに、サークル入場列もかなり並んでいた。チケットと入場リストバンドを交換するだけなので、列の長さの割にはさくさく入れたけれど。

スペースこんな感じ

売り子さんに手伝っていただき、何とか設営!
私のデビュー作であり一番の人気作の『異世界の沙汰は社畜次第』関連の折本が在庫があるのは二種になったので、中途半端な感じに。
ぬいぐるみは、読者さんからのプレゼント(手作り)です!
今回は新刊がエッセイ本なので、BLスペースなのにポスター起用は微妙かな、とスペースNo入りと新刊お知らせの半々にしました。
これはなかなか分かりやすくて有りなのでは、と思った。
ちなみにこちら、ポスターラボさんという所で刷ってもらっていて、こんなにキレイでほぼ一日で制作OKで、A3サイズ送料込みで二千円いかない。オススメです。

今回頑張った事

文学フリマに人を呼びたいので、社畜シリーズの書き下ろし無配SSを作るのだけど、今回も何とか制作。
そのおかげか、開始すぐは読者さんが沢山訪問してもらえました。
前回文学フリマ広島に出た時に、両隣のサークル主さんがチラシを配ったり声掛けをしていたのを見て、今回は東京という事もあり気合を入れて頒布物一覧を作ってきた。

頒布物一覧表

自分も見る側として思うのだけど、スペース数が多いと一つ一つのスペースに立ち止まってじっくり見る時間も気力も無い。
なのでWeb版がある物にはQRコードを付けて読めるようにした。
作品数が多いのもあり、試し読みの文をチラシに載せるのは限度があるなと思ったのでこうしてみたんだけど、結構「QRコード⁉すごい!」という反応がもらえた。アドレスを入れたら自動的に作ってくれるサイトがあるんだけどね。賢い人ありがとう。
一応商業作家でもあるので、商業で出ている本も載せといた。テレ(/ω\)
ただし、東京のイベントはあまりチラシを受け取ってもらえない印象ではあった。都会の人だから、キャッチを断るのに慣れているのだろうか…。
知り合いの作家さんに聞いたら、大阪は無料の物ならほぼ受け取ってくれるそうです。(笑)

でも今回エッセイ本を出した事で、普段関りのなかった人たちが見に来てくれた。
見本誌コーナーで見て来てくれたという人もいたし、声掛けで「ひとり旅エッセイもあります」と言っていたら、立ち止まって見てくれたりといつもと違う感じ。
東京イベントが初めてというよりも、エッセイ本の影響かなと思う。

買い手として

買い手としてだと、売り子さんにまかせて二回ほど買い物に出かけた。……が、不完全燃焼であった。
売り子さんまでお願いしておいて何だが、人が多すぎて……。
特に第一展示場に入るまでも行列、入ってからも人ごみで、事前に少し目星をつけておいたスペースしか回れなかった。
もう少し事前準備と心の準備が出来ていたらと、少し後悔。
装丁がとても凝っている本が沢山あって、今度はしっかり事前チェックをしてゆっくり周りたい。
文学フリマイベント後は、SNSで #文学フリマで買った本  というタグで投稿が増えるのだが、それを見るたびに「その本どこにあったの⁉」てなる。

文学フリマで買った本たち
第一芸人文芸部は売り子さんにお買い物頼んだ
この本たちは通りすがりに気になって購入できた

総評

東京は本当にめちゃくちゃ規模が大きくて、人も多かった!
今回から一般入場が有料になったと聞いていたが、それでもすごく多かった。
会場が三か所に分かれているのは、見る方は難しいなと思ったが、次回からビックサイトだそう。
もちろんその分、見てくれる人も多く売り上げも良かったです。
エッセイ本も読者さん半分、新規さん半分買ってくださった印象。
ただスペース数も人も多い分、アピールの大事さも痛感。
事前のSNS発信も必要だった。(私もnoteで新刊案内などを見てから買いに行った)
気合を入れて、年に一回くらいは出てもいいかな!て感じでした。


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