映画を観て欲しい

 こんにちは、初めましての方は初めまして。がさおと申します。

初めに

 皆さんは映画を見ているでしょうか。今の時代だとサブスクリプションサービスで見ている、と言う方も多いと思います。
 どういった形であれ映画を「見て」いる人は多いと思います。しかし映画を「観て」いない人もいる気がしたので自分なりに映画を「観る」事に対する感想を書き連ねました。一個人の感想だし学の無いオタクなんで気に入らなくても文句言わないでください。(逃げの姿勢)
※いつも通りオタクの長文語りなので別に読まなくていいと思います。

映画を「観る」という事について

 「見る」と「観る」の使い分けは一般的に受動的か能動的かに分類されます。「見る」はただ眺めているだけ、「観る」は自ら意識を向けるという事です。
 ここからは持論なのですが映画における「見る」は情報の確認作業、それに対して「観る」は情報を摂取する事だと考えています。
 昨今の情報社会において映画に限らずネタバレは多く流れてくると思います。不可避のネタバレを見てしまった場合は仕方ないとして、自らネタバレを見に行った場合それは知っている内容の確認作業、つまり映画を「見る」事に他ならないと考えています。
 映画というのは「情報」の塊です。作り手側の伝えたい情報を映像という形にした物が映画になります。作り手側の最善の形として出てきた映画を無の状態から感じ取る事、これが映画を「観る」事だと考えています。「見る」事が悪い事だとは考えません。自分も好きな映画は何度も何度も繰り返し見ます。しかし「見る」事に慣れてしまうと「観る」行為が段々出来なくなってくると感じています。「時間が盗られるから」「ハズレを引きたくないから」と映画から少しづつ離れていき最終的には内容を知る事が出来ればいい、つまりたどり着く所はネタバレ感想であったり一時期話題になったファスト映画であり、それらの視聴回数や被害額の推計が高かったことからも伺えます。
 映画館に行ったりサブスクリプションサービスに登録しなくても地上波では映画が週1以上は放送してます。たまには意識して映画を「観て」みるのも良いのでは無いかと思います。

映画鑑賞は高い娯楽か否か

 自分は映画館に週2回程度通うくらいには映画館が好きです。好きな作品の映画化や続編も観たりしますし、フラっと立ち寄って空いてる時間に全く知らない映画を観る事もあります。気に入った作品であればパンフレットも買うので、そこそこの額を映画鑑賞に消費していると思います。
 「そりゃ映画が好きならお金出せるでしょ」と思われるかもしれませんが、私自身映画が高い娯楽だとはあまり思った事がありません。昨年(2024年時点)も色々な映画館の鑑賞料金の値上げが発表されていましたが、それでも意欲が削がれるほど高くなったとは考えていません。
まず「映画はお得に見れるんだ」という事を知って欲しいと考えています。
 全国各地の映画館では会員カードであったりサービスデーなどを設定している所も多くあります。基本的な映画館だと水曜日がサービスデーの所がほとんどです。昔はレディースデーだったのですが2024年現在では性別年齢関係無くサービスデーとして設定されている劇場ばかりです。例としてTOHOシネマズのサービスデーは通常一般2000円の所が1300円まで下がります。他にもレイトショー(20時以降)やファーストデー(毎月1日)などお得に見る方法は沢山あり、気になる映画があるならそこを狙ってみるのも良いかもしれません。

早送りは悪か

 定期的にX(旧Twitter)で議論になるアレに踏み込もうと思います。私個人としては「場合によってはアリ」だと考えます。「ハッキリしろ!」という声が聞こえてきそうですが理由としては早送りでもちゃんと理解出来る人は一定数いるからです。なので1度早送りで観てみて内容が理解出来るならヨシ、細部まで覚えてない人は大人しく通常速度で見るべきです。他にも続編がやる映画を1度観ているけれど見直しておきたい、などは早送りでも仕方無いと思います。
 ただ個人的な意見としてはあまり早送りはして欲しくないです。早送りするくらいならキリのいい所で止めて別の時に続き観ろって感じです。前述したように映画は情報の塊です。映画から得られる情報は映像だけに限らず台詞や音にも宿ります。場面場面に適した音楽を早送りで済ませてしまうのはあまりに勿体無いと思います。目だけでなく耳でも楽しめるのが映画の良い所なので是非初見の映画は等速で観て欲しいと思います。

最後に

 年々映画業界は縮小傾向に感じます。サブスクリプションが流行った事もありますしコロナ禍なども重なって近年でもテアトル梅田など映画ファンには有名な色々な劇場が閉まっていってしまいました。テレビなどでしか映画を観ないという方もいらっしゃると思います。しかし映画館が潰れてしまう、映画の需要が減ってしまうとそもそもの映画の本数すら少なくなってしまうんじゃないかと危惧しています。なのでそういった方も是非何か気になる映画、一年に1,2本でもいいので観に行っていただければと思います。
 ここまでオタクのしょうもない一人語りを読んでくれた方、ありがとうございます。

では

余談

塚口サンサン劇場はいいぞ

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