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子どもの歯列矯正の話

 今日は子どもたちの歯列矯正の話。

 いつも通っていた近所の歯医者さんに子供の歯並びについて相談したところ、紹介してもらった小児歯科に通っています。

 車で30分から40分くらいかかりますが、院長先生が自ら30分ほどの時間を使って説明してくださり、
この熱量たっぷりの先生にならお願いしたいと感じたのでそこに決めました。
 院長先生が私と同年代で、この先子どもたちの歯列矯正が終わるまで
引退されることなくずっと見てくださるだろうという安心感も大きな決め手でした。

 近所にもマウスピースで矯正をしてくれる評判のいい歯医者さんがありましたが、
その歯医者さんにお子さんを通わせてる保護者の方に話を聞いてみると、
マウスピースでの矯正は比較的歯並びがひどくない子供向けだという説明を受けたとの話だったので
顎が小さく、一つ一つの歯が大きい我が家の子どもたちには向かないと感じてやめました。

 矯正の技術は日進月歩ですし、歯医者さんによって考え方も様々なので、この記事は参考程度にして、納得するまで調べて信頼できる歯医者さんにお願いしてくださいね。

 我が家の子どもたちは、まずは床矯正という顎を広げる装置を付けて顎を広げる治療をしました。

 この治療は二次性徴が始まる前までしか出来ない治療で女の子だと10歳くらいまで、男の子だと12歳くらいまでにするそうです。

 上顎に拡大するための装置をつけ、それを親が毎日決まった数だけネジを回して少しずつ上顎を広げて歯が並ぶための場所を作る方法です。

 装置を付けるときには笑気ガスを使って子どもの緊張を取ってくれるので、泣いたりすることもなく装置をつけられました。
 後で本人に聞いた話では一応痛かったらしいですが、泣くほどではなかったということでしょうかね。

 ネジを回すと少しだけ鼻の骨の付け根(目の間くらいの場所)が痛いと言うときがありました。

 この拡大装置で顎を広げる治療をそれぞれの子が2回ぐらいしたように思います。

 寝るときにゴムを引っ掛けて歯を引っ張る装置を併用してつけてる期間もありました。
 最初は寝る前に、私が装置にゴムをかけていましたが、何度か失敗してゴムパッチンみたいにしてしまったので
子どもたちは痛かったらしく、自分でつけるようになりました。

 上顎が広がったら下の歯の裏にもワイヤをつけて、下顎を広げます。
 上顎が広がると下顎はそれに合わせて広がるそうです。

 
 歯医者の先生の話によると、下顎は体が成長している間は広がろう、広がろうとするらしいです。
それを上の歯が押さえていて、ちょうどいいところで止まっているそうです。 

 だから受け口の子が成長期を迎えると、
下の歯が上の歯に押さえられていない状態なので
どんどん広がってしまって受け口がひどくなるそうです。
 ひどくなった受け口を治すには、下顎の骨を削るなどの外科的治療も必要になるので、成長期より前にしてあげたほうがいいですねとお話されてました。
 我が家の子は受け口ではありませんでしたが、参考までに。

 ほとんどの子はこの床矯正だけできれいに歯が並んで小学生のうちに矯正が終わるそうです。

 我が家の子どもたちの場合は下の子たちは床矯正だけで終わりそうなのですが、上の子だけは次の二期矯正(ワイヤーを使った矯正)も必要になりそうです。
 
 上の子は舌で歯を押す癖があるのでそれを直さないと床矯正だけではきれいに噛み合わないそうです。
 今現在、見た目はきれいに並んでいますが、真ん中の上下の歯がうまく噛み合っていません。
 今は舌の癖を治す体操をするために、同じ小児歯科に月に1回程度通っています。
 この舌の体操に通うと半数程度の子は、舌の癖が治るそうです。

 このまま舌の癖が治らなかったら、ワイヤーをつけて矯正する二期矯正に入ります。

 床矯正にかかった値段は一人あたり45万から55万円を最初に払って(分割も可能)、その後は一切支払いはありません。
 値段に幅があるのは、第一子の時は45万だったのが少しずつ値上げし、下の子のときは55万円になっていたからです。
 これに、兄弟割引で二人目以降は5万円の割引がありました。

 舌の体操の値段は最初に舌の体操に使う道具代が一万円くらい。後は行くたびに5000円の支払いがあります。

 小学生のうちに矯正をするメリットは、

①歯を抜かなくてもよい。 

②寝る時間が長いので寝てる間につける装置の効果が高い。

③素直なので矯正の装置をしっかりつけてくれる。
 歯医者さんのお話によると、中学生くらいの思春期に入るとちゃんと装置をつけてくれない子もいるそうです。

④大人に比べて痛みを感じにくい。
 歯医者さんの話によると大人より子供のほうが痛みを感じにくいそうです。
 思い返せば私自身も歯に装置を付けた日は歯が痛くて、豆腐しか食べられなかったのに
 子どもたちは装置をつけた日も平気な顔してご飯をもりもり食べてました。

⑤本人や周りが見た目をあまり気にしない。
 思春期に矯正をすると、矯正装置が見えるのが嫌で笑うのを控えたりしてしまう子もいるようです。


デメリットは
 小学生の歯列矯正は成長の様子を見ながらするので矯正期間が長くなることです。

 私自身は20代で歯列矯正をしたのですが装置をつけていた期間は2年位だったので、4〜5年かかっている子どもたちと比べると半分くらいの期間で終わってますね。

 私自身の矯正の話は以前に書いたのでよかったらそちらをどうぞ。


 
 


 まだまだ歯についてのお話はしたいことがあるのですが、また別の記事で書こうと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。

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