見出し画像

ショートホールで確実にパーを取る!

ティーショットで直接グリーンを狙うショートホール。簡単に思えるかもしれないが,一発のミスが即ボギーやダボにつながる。確実にパーを取るためには,しっかりとした戦略が必要になる。

ショートホールの攻略

ピンは見ない

ショートホールで確実にパーを取るためにはとにかくティーショットでグリーンに乗せる事だ。何を当たり前なと思われるかもしれないが,ティーショットでグリーンオンではなく,ピンを狙っている人が多いのではないだろうか。
ピンを狙ってグリーンをこぼす,ピンを狙ってバンカーにハマる。このようなミスからボギーやダボを打つ人が多い。狙うのはピンではなく,最もグリーンに乗せやすい位置なのだ。

コースの罠を探す

ショートホールでの醍醐味はコース設計者やピン位置設定者が仕掛ける罠を見抜き,ティーショットで確実にグリーンオンさせる事だ。
コースの罠には様々なものがある。簡単なものは手前の谷,絶対に落としてはいけない崖などのOBゾーンから始まり,次にグリーン周りの池やバンカー。そしてグリーンの傾斜や形,アンジュレーション。このあたりは比較的わかりやすい罠だがこれだけではない。
ティーグラウンドの向きや傾斜,打ち下ろしか打ち上げか,風の通り道,グリーン奥の風景などもミスを誘う罠だ。初めてのコースでは全ての罠を見抜くのはかなり難しい。またそんなに多くの情報を考えきれない,そんなに色々考えても対応しきれないと思うかもしれない。しかし80を切るためには,出来る限りの情報を受け入れて罠を避ける感性を磨いていく必要がある

ボールを落とす位置を考える

次にボールを落とす位置。この時に重要な事はキャリーの距離だ。トータル飛距離ではなくクラブ毎のキャリーの飛距離(これを分かってない人も多い)からグリーンオンを考える。ピンまでの距離が145Yだから7番アイアンというような安易な選択をしてないだろうか。私の場合,7番のキャリーは135Y前後,そこから転がって145Yとなる。つまり135Yの位置にバンカーがあればバンカーを避け横を狙う,グリーン奥にオーバーするのを覚悟してキャリーで135Yを超えるクラブを持つ等の選択が必要となる。
また,ボールを落とす位置を考えるために役に立つのがレーザ距離計だ。レーザ距離計はピンだけを測るのではなく,バンカーの距離やボールを落とす位置までの距離を測るのに便利なツールだ。

自分の癖を知ろう

これは私だけではないと思うが短いクラブの場合,比較的左にひっかけやすい。ちょっと力むと大きく左に曲がってしまう。そういった事を考慮し,9iやPWなどを使う場合は少し右から曲げる事を想定して打つ。もしくは少し大きいクラブにしてハーフスイング等でラインを出して打つ事も考える。
罠がわかるとそれに体が反応しすぎてしまったり,体が止まって手打ちになってしまう事がある。これはメンタル要素なので対応が難しいが,それにも気づく事が重要だと思う。

さあ,万難を排してティーショットを打とう

ショートホールは自分で打つ場所を決めてティアップしてグリーンを狙えるホール。初心者でもパーが取れたり,あわよくばバーディをと考えやすい。
しかし80切りを考えた場合,前述したようにあらゆる情報を考慮して罠を見つけ,その罠に嵌らないようにする事が大切である。
さあ,万難(全ての罠)を排して,ティーショットを打とう。自分の狙った所にボールが落ち,転がり,グリーンを捉える。これがショートホールの醍醐味だと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?