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ホタルイカの沖漬け

愛知で食べる回転寿司とは全くレベルが違うハイレベルな回転寿司。レーンは回転しているがコロナ対策なのかお寿司は回っていなかったので、回転寿司という定義が適切か否かについては読者の判断によるところだ。注文は紙に鉛筆で記入して板前さんに手渡しする方式。極度の引っ込み思案の方は板前さんに紙を手渡しするタイミングを掴めずに、熱いお茶と昆布ガリを食べるだけになってしまうので注意が必要だ。板前さんが自分の近くのお客さんにお寿司を手渡すタイミングが声をかけるチャンス。もちろん、お寿司を握っているタイミングでも、自分とは反対側のお客さんにお寿司を手渡しているタイミングでも声を掛けても万事問題はない。勇気を持って板前さんに声をかけてみれば、きっと愛想良く紙を受け取ってくれるはずだ。
富山湾でとれたホタルイカの沖漬けやのど黒の炙りなどでお腹を満たして熱いお茶を啜っていると、板前さんに「それはイカですか?」と声をかけられた。もう注文したお寿司は全てたいらげ、テーブルの上には何のお寿司もないのに不思議な事を聞くものだなと思考停止したその刹那に、我両腕に貼られているホタルイカのシールの存在に気づいた。それは、昼食後に訪れたホタルイカミュージアムのスクラッチのD賞で貰ったものだ。およそ縦4cm×横7cm程度のリアルなホタルイカが描かれたシールを貰ったは良いものの使い所に迷い自分の両腕に貼るという陳腐な発想しか浮かばなかった。ホタルイカミュージアムで同じシールを貰った方は是非シールの使い道を教えていただきたい。もし両腕に貼った同志がいるならば、その両腕を天に掲げてハイタッチをしよう。

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