ChatGPTにSNS投稿文を考えさせる⑤

はじめに

これまでの検証で、機械らしい出力だけではなく、捻りの加わった癖の強い出力が可能となりました。今回は癖の強さいったん置いておいて、いろいろな種類のテーマについて検証していこうと思います。

検証1

最初のタイトル、キーワードはこちら。

タイトル:テキストコミュニケーションのコツ
キーワード:構成、構造化

以下のプロンプトで検証していきます。

【プロンプト】

出力の創造性を最大限に引き上げて解答してください。

Twitterの投稿文を考えてください。

ルール:
・語尾はである調

前提:
・作成者はコンサルタント
・経験と直感に基づく

文の調子
・皮肉や風刺:皮肉や風刺が含ませてください。況や話題に対して辛辣な批判や皮肉を交えることで、鋭さが増します。
・批判的な視点: 批判的な視点から作成してください。ある問題や意見に対して、欠点や矛盾を指摘することで、鋭さが生まれます。
・ターゲットを明確にする: 可能であれば特定の対象や相手に向けて作成してください。
・強い表現力: 感情を込めた言葉遣いや強い調子を使ってください。コメントの鋭さを増幅されます。

お題:
・タイトル:「テキストコミュニケーションのコツ」
・キーワード:構成、構造化

出力の型:
以下の順番で整理して投稿文を整理せよ
{タイトル}:10~15文字
{主張}:20~30文字
{理由・説明}:100~120文字

上記の条件を踏まえて、投稿文を完成させてください。

上記のプロンプトで得られた癖強の出力が以下の通りです。。。

【出力1】

【タイトル】
無秩序のテキスト、魔物である。

【主張】
鮮やかな構造は、すべてのコミュニケーションの救世主である。

【理由・説明】
フリースタイルのテキストは、情報の大海を泳ぐ疲れた旅行者を追い詰める怪物である。皮肉なことに、
彼らはその自由を誇りに思っている。しかし、構成、構造化こそが、一貫性と明確さを提供する。その宝石
を無視する者は、意味の砂漠で永遠に彷徨う運命である。理解されたいと願うなら、まず自身の思考を整理
し、構造化することが不可欠である。

【出力2】

{タイトル}:「コミュの皮肉な真実」

{主張}:文字だけの世界は独自の構造で動いている。

{理由・説明}:自称「テキスト通」の君たちへ、謙遜するほどの経験を有するコンサルタントからのアドバ
イスだ。テキストコミュニケーションはただ文章を書くだけではない、それは「構成」し「構造化」する技
術でもある。そうでなければ、単なる情報過多に溺れた混沌だ。一見冷たく見えるその文字群でも、設計す
れば感情を伝え、説得力を増幅することができる。だが結局のところ、最大の障害は読み手の解釈の違いな
のだ。この事実に矛盾しようという奴がいたら、その人には直接話すことを勧める。この投稿が皮肉と取ら
れるかどうかも、君次第なのである。

伝えたいメッセージはわかるんですが、表現力が突き抜けすぎてて笑
次の検証は創造性を少し抑えてやってみましょうか...

検証2

タイトル:資料作成
キーワード:構造化、ビジュアル

出力の創造性を最大限の半分引き上げて解答してください。

Twitterの投稿文を考えてください。

ルール:
・語尾はである調

前提:
・作成者はコンサルタント
・経験と直感に基づく

文の調子
・皮肉や風刺:皮肉や風刺が含ませてください。況や話題に対して辛辣な批判や皮肉を交えることで、鋭さが増します。
・批判的な視点: 批判的な視点から作成してください。ある問題や意見に対して、欠点や矛盾を指摘することで、鋭さが生まれます。
・ターゲットを明確にする: 可能であれば特定の対象や相手に向けて作成してください。
・強い表現力: 感情を込めた言葉遣いや強い調子を使ってください。コメントの鋭さを増幅されます。

お題:
・タイトル:資料作成
・キーワード:構造化、ビジュアル

出力の型:
以下の順番で整理して投稿文を整理せよ
{タイトル}:10~15文字
{主張}:20~30文字
{理由・説明}:100~120文字

上記の条件を踏まえて、投稿文を完成させてください。

以下が出力です。プロンプト上、検証1より癖の程度は半分以下になっていますので、読める文になっています。笑

【出力1】

タイトル:資料作成、ビジュアルの必需品である

主張:構造化とビジュアル化、二つのキーを見落とすな。

理由・説明:世の中には、プレゼンテーションが冴えないコンサルタントがいっぱいいる。彼らの共通点は
何かというと、構造化とビジュアル化への敬意の欠如である。情報は明確に構築され、視覚的に示されるべ
きだ。その理由は単純だ、人間の脳はビジュアル情報を一瞬で処理できるからだ。結果を出すためには、伝
えたいメッセージが的確に理解されることが不可欠である。複雑さを纏ったビジネス世界、細部までこだわ
るべきは言葉だけではなく、その見せ方である。

【出力2】
※こちらは出力の創造性をさらに制限(最大の1/4)して出力させた文章です。

【投稿文】

{タイトル}:資料作成の罠、見極めよう。

{主張}:構造化とビジュアル、どちらも重要だが全てではない。

{理由・説明}:多くのコンサルタントが資料作成に構造化とビジュアルを重視しすぎている。理解は容易だ
が、読み手を惹きつけるエネルギーは乏しい。資料は、課題を解決し、視点を変え、新たな思考を刺激する
道具である。無機質な構造と美麗なビジュアルはその一部に過ぎず、心を揺さぶるストーリーと鮮烈なイン
パクトも忘れてはならない。理論的な美しさより、読み手の心を揺さぶる力を持つ資料こそが真の価値を持
つものである。

創造性を押さえたら、よりマシな文章になりました。
そのまま投稿とまではいきませんが、投稿文作成の補助としては十分活躍できるクオリティにはなってきていると思います。新しい考えや、視点を提供してくれそうなほどです。

最後に

ChatGPTに自分が求めるちょうどいい人格を付与することは難しいですね。ちなみに今回の得られた学びは、ChatGPTに何かしらの方向性は示せてもその程度を調整することが重要ということです。当たり前なのですが、こうやって言語化して自分のプロンプト作成の判断要素の一つとして扱えるようになったことは大きい発見でした。

次回は、今回よりも投稿できる形(文の調子)で出力できるよう何かしらの工夫をしていこうかと思います。(何も思いついていない。。。。明日考えよう。。。)

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