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どんなに好きと言われても満たされないこの身体では。

遠くに住んでいる彼氏から通知が来る


好きだよ。

なんて返そう、と考えながら通知を見つめる。


愛されてますの自慢ではない。
この通知が毎日来ても満たされない。
僕はそんな病にかかってしまっているようだ。

「僕のどこが好き?」
「その文字を打ってる隣には誰かいるのかな」
「どうせそのうち冷めるくせに。」

ひねくれた感情が嬉しいという感情を殺した。

そして僕は今日も
『僕もだよ、ありがとう。』
と返す。

僕まで好き好き言い出したら、君はどうせ飽きて捨てるんだろう。

結局僕を置いていくんだろう。

結婚したいなんて、簡単に言うなよ。

愛情の受け取り箱がザルなんだ、僕はきっといつまでたっても心が死んだまま。

僕はいつか、満たされるのだろうか、






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