見出し画像

春の長崎小旅行③。


今のテレビってもう

ホテルに帰って餃子と天津飯をベッドの上に広げて一人宴会(酒なし)。
ちょうどいい出会いもない食うしかねぇだろ。
テレビをつけると篠原涼子とバカリズムのドラマをやっていた。
初回2時間らしくこれもまただらだらと見てしまった。
全くつまらなくはないけれどこれはYouTubeとかに勝てないわ。
初回ゲストで犯人のトリンドルはかわいいしサウナの熱風師役のトリンドルに殺される良い体の男優の裸は見れたし、なんとなく引きのある画面を用意してる感じは伝わった。
篠原涼子も嫌いじゃないし役者バカリズムも嫌いじゃない。
でも、こんなライトなドラマならわざわざテレビを見なくていいよね。
ティーバーで見逃しを見たい!なんて熱量も生まれないよね。
フジはフジなりに頑張ってる。でも、今のテレビってもう×××って感じ。

トリンドルはかわいいが

Jさんとデートの約束

だらだらと餃子とドラマを往復しながらもちろんアプリもやっていた。
自分の中ではなかなか過去最多ぐらいの勢いで引きがあったので一人ぐらい会えるだろうと思っていが、長めにやり取りした年下の子とはあんな感じだったしちょっとあきらめていた。
中華街も堪能できず男も堪能できずでは何のためにここまでやってきたのか。
そう思っていたらある年上の人からお誘いがあった。
Jさんは50代前半。アプリの写真では眉がしっかりした男前に見えた。
少なくとも僕よりは顔の造形がよい。
メッセージの感じもなんか紳士な感じだ。
こちらのことをちゃんと考えられる人だと感じた。
明日仕事終わりに会えないかという。え?いいですけど(ルンルン)。
今夜は誰とも会えなかったけど、これもJさんと会うためだったのかな。
Jさんと明日はどんなデートになるだろう。いろいろと想像が膨らんだ。
そのあとはEテレやBSをだらだらと見て眠りについた。

Eテレのシルヴィ・ヴァルタン特集

サウナとかいうおっさんの巣

Jさんとの約束は昼からになった。仕事があるというのだからしょうがない。
いつもならホテルで無駄にゆっくりしてチェックアウトギリギリまでいるタイプだが、夜の中華街を楽しめなかったことを巻き返すように妙に活動的になっていた。朝から動こう。
朝空いてるうちに大浴場に向かう。混雑状況は部屋のテレビでも見れるのでそれを一応見る。確かにそこまで混んでいなかった。
出島の湯は広めには作られていたが、大分の街中のドーミーの方が広いし露天もあるしいいなと思った。
体を洗ってお湯に浸かる。大分は天然温泉が当たり前なのでわざわざ天然とか書かない。中華街のドーミーは沸かし湯で長崎駅前のドーミーは天然温泉らしい。
まぁでも朝からゆっくり湯に浸かれるのは気持ちいい。
サウナにも一応入っておこうかとサウナの方を見る。
朝っぱらからおっさんの巣のようになっていた。うわ、ちょっと無理。
そもそもそんなドライサウナは得意ではないしもういいかな。
風呂上がりのヤクルトをいただいて部屋で飲む。よく冷えてる。
こうやって一歩ずつ確実におっさんになっていくのかなと思った。

風呂上がりのヤクルト

絶対歩いてほしいオランダ坂

グーグルマップで見ると本当に長崎の街の観光名所のひしめきっぷりには驚かされる。洋風の京都みたいなもんだな、これ。
中華街からまず一番近いオランダ坂を目指す。
大浦天主堂やグラバー園のあたりまで行っても2キロないぐらいの距離なので全然周れる。
オランダ通りを通ってオランダ坂へ。
長崎の歩いている人。おじいさんもおしゃれな感じがする。気のせいか。
あっという間にオランダ坂に着く。
通りから気づかず通り過ぎそうなところにオランダ坂はあった。
石畳もいい感じだけど洋館とのこのコラボレーションが素晴らしい。
あっ、長崎来たんだ。
坂をゆっくり歩きながらおっさんもう大満足。
長崎ってなんでこんなおしゃれなのだろう。
洋館の一つ一つ、石垣の一つ一つ、煉瓦の一つ一つ。
そのすべてが歴史なのだなぁと思った。
ひとつラッセル記念館という洋館が入ってよさそうだったので入ってみた。
先客のご夫婦が記念館の方からいろいろとお話を聞いていた。
中の家具?調度品?全部おしゃれ。ずっと見ていれる。
坂の上にあるので眺めもいいし最高。
4月中旬だったので葉桜ではあったが桜の花びらが舞い散る中にたたずむ洋館は感動した。
坂を上りきっても石畳はこんな続くのってぐらい続いていた。
オランダ坂横の女子大も歴史の一部って感じだったし、近くの私立高校も有所正しい感じで歴史と一緒にある感じが不思議だった。
たぶんそこの高校の生徒さんたちだと思うが、引率の先生と一緒にゴミ拾いをしていてその制服がきっちりしていてすごいなぁと思った。
地方都市とか簡単に言うけれど、こういう歴史の中でちゃんとした高校にきっちりした制服を着ていくのと田んぼの中を自転車で走り回ってるのとまったく違う景色があって世界があるんだなと思った。

洋館が立ち並ぶオランダ坂
洋館らしい洋館
葉桜ではあったが桜が舞い散る中で
ゆったり見れるラッセル記念館
遠くに造船所のクレーンが見える

オランダ坂からの大浦天主堂・グラバー園

オランダ坂から大浦天主堂・グラバー園も全然歩いて行ける。
むしろ街をゆっくり歩きたかった。
大分の街にあまり歴史を感じたことはない。空襲で割としっかりやられたらしい。かつては長崎のようにあった路面電車も今はもうない。
大分の街は割と昔を捨ててきた。その味も素っ気のなさも市民としては感じている。
私立高校のあたりから下の道路まで急坂の石畳がすごい角度で向かっている。
そこをタクシーが走っていった。ここで車生活はやっぱり無理だと思った。
晴れてる日でも怖いのに雨の日とかどうすんだろう。考えただけで怖い。
ハート強々人間でないと長崎のドライバーは務まらないだろうと思う。
大浦天主堂に向かう途中、これは昭和のまんまだなという肉屋さんがあった。やっぱり見たらわかるもんだな。造りが違う。思わず写真を撮った。
グーグルマップに従い狭い路地の道を行く。
曲がりくねった急坂の路地を歩く。お寺さんが見えたその横に標識があった。
この辺りが全国的にも珍しい祈りの三角ゾーンというらしい。
大浦天主堂、妙光寺、大浦諏訪神社の三角形。
確かに教会、寺、神社がこんなに近くに集まっているというは長崎ならではだろうなぁ。
どういう感覚でこの辺の人が暮らしてきたのかも気になるところだ。
何百メートルなのであっという間に大浦天主堂の下に出た。
うわ~もう観光地。週末だし観光客の団体がすごかった。
中国や韓国のカップルも結構いたかな。
やっぱりデートコースだよねぇ。
僕も観光客の一人として外からだけど大浦天主堂をパチリ。
やっぱり定番だよね。最高だな。
すぐ横にあるグラバー園に団体が向かう。
僕もそれについていくが大浦天主堂もグラバー園も有料。
出島同様そこまでゆったり中を見たいかというと。。。
しかもカップルや団体に交じってねぇ。。。もういいかな。
カップルを見ながらあれ?Jさんと来ればよかったのでは?と思った。
でも、一人で見たい場所をさっとでもそれなりに楽しめた。
歩きながらしていたJさんのメッセージではいい天気だから楽しんでねと。
この人やさしいね。大人だねと思った。
大浦天主堂に向かう坂道を逆走して降りる。
楽しそうなカップル達の横を通り下に降りると大型バスの駐車場があり賑わいと人のパワーを感じられた。
昼に気になっていたちゃんぽんのお店に行きたいのだが、少し時間が早い。
時間をつぶすために近くの公園へまたゆっくり歩きだす。

昭和のセットのようなお肉屋さん
祈りの三角ゾーン
晴れた日の大浦天主堂
グラバー園に入りましたよ風写真
グラバー園付近から造船所を望む

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?