見出し画像

本当に美味しいと感じ元気をもらったきゅうりの漬物

私は食べることが元々好きなので基本何でも美味しいと感じ、食べれば元気になれます。
ですが、本当に美味しいと感じたのは何だったのだろうと記憶を探り行き着いたのはきゅうりの漬物でした。
2度とあの味は食べる事ができないという意味でもこれかな、と思いました。

当時の私は一人暮らしで新社会人となり、学校にも通っていて、沢山の初めてが覆いかぶさりストレスが爆発寸前でした。
収入も少なく1人で金銭管理もこなせず、友達に会う事も実家に帰る事も休みも殆どありませんでした。(今考えれば生きる事が下手くそだっただけ)
イライラが身体から湧き出ていた私はたまに会う友人にも謎に高圧的な態度でした。
その頃を経て未だ友人でいてくれている方々にまじ感謝🥲

本題まで長くてすみません。
そのストレスからある意味解放された時期に祖父の家へ遊びに行き、食べたきゅうりの辛子漬がほんとーに美味しくて美味しくて!
ガブガブきゅうりを食べる私を見ておじいちゃんはなあ!んまいべ?と嬉しそうに前のめりになっていたのを思い出しました。
おじいちゃんは凝り性でパンやケーキ色々作ってはよく私の実家に持ってきてくれていました。
どれも美味しいのだけれど、その中でもきゅうりの辛子漬が本当に美味しかった。
また食べたくて母にリクエストした事もあるけれどやっぱりあの味ではないのです。
つらいとしか思えなかったあの頃に元気をもらえたあの味。2度と食べることはできないけれどあの甘くて辛子がつーんとして、たまにむせるあの味、懐かしいです。
なんとかなるよ、また頑張ろうと思えた味でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?