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表情は他人のためにある

   表情は
   他人のためにある
           
№190
2023.12.01
                   
顔は自分のものです。でも、表情は自分のためではなくて、実は 他人のためにあるんです。ですから、「私の表情はこんなものなので、しょうがないです」と言う人には、はっきりと伝えます。
「それは、迷惑です」
表情が暗い人やしかめっ面の人は、ある意味、生きているだけで、不愉快な菌をばらまいていることと同じです。
表情は他人のためにあるのです。明るい表情をして生きている人は、それだけで周りの人を幸せにしています。ただいるだけで、ただ歩いているだけで、周りの人を幸せにできる人間でありたいものです。
(大久保寛司『あり方で生きる』エッセンシャル出版社)

大久保氏は、20人近い幹部の方たちへの企業研修で、机上に鏡を置き、時々見るという提案をされました。幹部の方たちは、全員、鏡は置いたものの、誰も鏡を見ていなかった・・・
それは、「自分の顔を見ると憂鬱になる」という理由から。
大久保氏は、「皆さんは鏡を見なければ救われます。でも、皆さんの部下はその顔を見て仕事をしているのです」と結ばれます。

「人間の最大の罪は不機嫌である」
(ゲーテ)
他人の不機嫌の矛先が自分に向いた途端、自分の中の「修羅の心」がざわめき立つ。その心を目の前の人たちにばらまき、もらった者たちも不機嫌さを無差別にばらまく・・・
不機嫌は連鎖反応を呼び起こします。だから最大の罪なのです。

誰もが願う「明るい家庭」「明るい社会」。
私たちには何ができるのでしょう。
不機嫌が連鎖反応するならば、笑顔も連鎖していくはずです。
そうです。あなたの笑顔が、周りを笑顔にするのです。
幸せの輪が広がっていくのです。

    最後までお読みいただき、
     ありがとうございます。


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