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もっと自分を        信じてあげる

                   №171 
2023.02.16
                  
「いいじゃあないか。いつか、かならずわかるときがくる」
(志村喬(しむら・たかし)・俳優)

 「七人の侍」や「生きる」で有名な志村が、他人から誤解された際、夫人に向かって言ったせりふだ。普段から愚痴や不平を口にしなかった志村は、たとえ自分が誤解されても、声高に反論しなかったという。
 誤解されたら、相手のもとに直接出向き、真意を説明するだけで、問題がすべて解決することだってある。だが、たいていの場合、そうすることはできない。
 重要なのは、「かならずわかるときがくる」と胸を張って言える生き方だ。誠実さを貫くことで、周囲の人間はあなたをきちんと理解するだろう。行動は時に言葉より雄弁だ。
(翻訳家・矢口誠『きょうの言葉』
山梨日日新聞2023.2.11号より)

人間は弱い生き物です。そうでありながら、プライドだけは高いものですから、どうしても周りの目が気になります。だからこそ誤解を受けた場合、自分を防御する意味もあって、ついつい反論してしまいます。たとえ、それが正論であったしても、言い訳と受け取られてしまうことも多いでしょう。
また、誤解されることで、自信を失うこともあるでしょう。

とはいえ、すべての人が誤解している訳ではありません。
「あなたは正しい!」と声を上げて応援してくれることは、ほとんどないと思いますが、正しく見てくれている人は必ずいます。

「自信」とは文字の通り「自分を信じること」です。
どんなことがあろうと、あなた自身を信じてあげることです。

大丈夫です。
お天道様も、ご先祖様も、仏さまもご覧になっています。
何よりも、あなたの心があなた自身を見ています。

   最後までお読みいただき
     ありがとうございます

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