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アニメ ダンダダン妖怪考察第1回は「ヤマノケ」


アニメ ダンダダンにハマり、もう一度関連のある妖怪について調べることになった。

『ダンダダン』OP主題歌、Creepy Nutsの「オトノケ」の考察がネットで流行っている?

歌詞に沢山の怪異を取り入れていて、ネットを中心に話題となっています
そして、今回の注目はこの歌詞の部分。

ハイレタハイレタハイレタハイレタハイレタ
必死で這い出た先で霧は晴れた
デコとボコが上手く噛み合ったら
痛みが重なったら
≪オトノケ 歌詞より≫

ここで、問題が発生した、オカルトマニアだと思っていた私は、ヤマノケが、都市伝説だとは分かっているが、内容が1ミリも思い出せないのである。
気になる…、凄く気になる。
という訳で、アニメ ダンダダン妖怪考察第1回は「ヤマノケ」です。
ターボばばぁや、セルボ星人を後回しにて早速行きたいと思います。

さて、ヤマノケとは何か

都市伝説「ヤマノケ」について

概要
「ヤマノケ」は、日本の都市伝説の一つで、特に2ちゃんねるのオカルト掲示板で広まった怪談です。この話は、父親が娘と一緒に山道をドライブ中に遭遇する恐ろしい妖怪について描かれています。ヤマノケは、山の妖怪として知られ、特に女性に取り憑く力を持つとされています。

あらすじ
物語は、ある父親が娘を連れて山道をドライブするところから始まります。父親は娘を驚かせようと、舗装されていない脇道に入りますが、そこで「ヤマノケ」と呼ばれる妖怪に遭遇します。ヤマノケは、白くのっぺりとした姿をしており、一本足で不気味に動きながら「テンソウメツ」と呟きます。この妖怪に取り憑かれた娘は、次第に正気を失い、「はいれた」と繰り返すようになります。父親は娘を助けるために地元の寺に連れて行きますが、もし49日以内に取り除けなければ、娘は一生そのままになってしまうという恐ろしい運命が待っています。

ヤマノケの特徴
外見: ヤマノケは、ウルトラマンに登場する怪獣「ジャミラ」に似た姿をしており、首がなく、胸の部分に顔がついています。一本足で、両手を振り回しながら跳ね回る動きが特徴です。
呪いの性質: ヤマノケは女性にのみ取り憑くとされ、憑かれた女性は「はいれたはいれた」と呟き始め、最終的にはヤマノケと同じ行動を取るようになります。もし49日以内に祓えなければ、一生その状態から戻れなくなる可能性があります。
言葉: ヤマノケが唱える「テンソウメツ」という言葉は、怪異の名前とも関連しており、漢字では「転、操、滅」と表記されることがあります。この言葉は、ヤマノケの正体や目的を不明瞭にし、物語にさらなる恐怖を与えています。

文化的影響
「ヤマノケ」は、その独特な設定と展開により、多くの読者の心に強く残り、インターネット上で広く共有されています。都市伝説としての地位を確立し、様々な創作作品にも影響を与えています。特に、ホラーアドベンチャーゲームや動画コンテンツでも取り上げられ、現代の怪談としての人気を博しています。

このように、「ヤマノケ」は日本の都市伝説の中でも特に恐ろしい存在として知られ、今なお多くの人々に語り継がれています。

都市伝説と、簡単に言うと創作怪談とも言える。
しかし、一部のオカルトマニアは真剣に考証する。
ヤマノケとは、山の怪でやまのけと考えると
山の妖怪となるが、そっくりなのは該当しない。

しかし、ヤマノケの原型ではないかと思える妖怪を紹介する。


山みさき(やまみさき)

憑かれると体が重くなり、動けなくなる。大熱が出る
山みさきは、山で亡くなった者の霊が8日目まで生首の形で現れ、魔風を伴い落ち葉の上を回り飛ぶことがあるそうです。不慮の事故で亡くなったため、行くべき場所を求めてさまよっているとされています。

一本足(いっぽんあし)

一つ目で一本足、旅人を取って食う。
昔、奈良の伯母ヶ峰山で、大イノシシ「猪笹王」が猟師に撃たれた。猪笹王は憎しみから一本足の鬼となり、旅人を襲うようになった。しかし、偉い僧によって12月20日以外は封じられたため、旅人たちはその日を避けて通るようになった。

作者が知っている可能性がある。


次の問題は、ヤマノケが呟く、「転、操、滅」とは何かである。



「転、操、滅」の具体的な意味
「転、操、滅」は、ヤマノケという妖怪が唱える呪文であり、それぞれの漢字には特定の意味があります。この言葉は、ヤマノケの性質や行動を象徴する重要な要素です。

1. 転(てん)
意味: 「転」は「乗り移る」という意味を持ちます。これは、ヤマノケが他者に取り憑くことを示しています。具体的には、ヤマノケが人間の体に入り込み、その意識や行動を支配することを表しています。

2. 操(そう)
意味: 「操」は「操る」という意味です。これは、取り憑かれた人の魂や意識を操る力を示しています。ヤマノケは、取り憑いた対象を意のままに動かすことができる存在であることを意味します。

3. 滅(めつ)
意味: 「滅」は「滅ぼす」という意味を持ちます。これは、最終的に取り憑かれた人の人格や存在を消し去ることを示唆しています。ヤマノケは、取り憑いた人を完全に支配し、その存在を消滅させる恐ろしい力を持つとされています。
このように、「転、操、滅」はヤマノケの本質を理解するための鍵となる言葉であり、彼女が持つ恐ろしい力を象徴しています。ヤマノケは、特に女性に取り憑くことでその魂を操り、最終的には滅ぼそうとする存在であることが強調されています。

ここまで考えて作られていたら、関心するしかない。
加えて、ダンダダンの内容にもマッチしている。

ヤマノケと似た話について


ヤマノケは、日本の現代都市伝説の中でも特に有名な妖怪であり、他にも似たようなテーマや要素を持つ話がいくつか存在します。以下に、ヤマノケと関連性のあるいくつかの都市伝説や怪談を紹介します。

1. 八尺様(はっしゃくさま)
概要: 八尺様は、非常に背の高い女性の霊で、特に田舎の村で目撃されることが多いです。彼女は「私、きれい?」と尋ねることがあり、答えによって襲ってくるという恐怖の存在です。ヤマノケと同様に、女性に特有の恐怖を与える存在として知られています。

2. 口裂け女(くちさけおんな)
概要: 口裂け女は、顔が裂けた女性の幽霊で、特に夜道で遭遇することが多いです。彼女は「私、きれい?」と尋ね、答えによって襲ってくるという恐ろしい話が広まっています。ヤマノケと同じく、女性に関連する恐怖をテーマにしています。

3. コトリバコ
概要: コトリバコは、鳥の形をした箱にまつわる怪談で、開けると不幸が訪れるとされています。この話も、特に女性に関連する要素が強く、ヤマノケと同じく、恐怖を引き起こす存在として語られています。

4. アガリビト
概要: アガリビトは、山に住む妖怪で、特に山道で遭遇することが多いです。彼らは人間を誘い込む存在として知られ、ヤマノケと同様に山に関連する恐怖の象徴です。

5. ひきこさん
概要: ひきこさんは、引きこもりの少女の霊で、特に夜中に家の中に現れると言われています。彼女は、家族に対して恨みを持っているとされ、家の中で不気味な現象を引き起こすことがあります。

これらの話は、ヤマノケと同様に日本の文化や地域に根ざした恐怖の象徴であり、語り継がれています。都市伝説は、地域によって異なるバリエーションが存在し、時代と共に変化し続けています。

まとめ


ヤマノケは、山の妖怪でも、遭難して死んだ人の霊、呪いであり、女性を狙う特徴は、昔、神聖視された山では女性禁制の場所もあってと推察されます。山中で人を惑わすのも山の妖怪の特徴を見事に取り入れた創作怪談であったため、ここまで広がったのではないかと思います。

次回「ターボババァ。」


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