自分のMBTIを色々誤解しているかも?という話。”ENFJと思ったら⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎でした”

はじめまして、日本MBTI協会の認定コーチ資格を取得中の三神です(^^)

「MBTIを根っこから誤解している人が結構多そうだな」と思い、このnoteを書きました。3分くらいで一生使えるMBTIの知識がゲットできると思います!

元々私はとある2人のMBTI師匠から、先進的なMBTIを学んでいました。

しかし今後正式にMBTIをビジネスで活用すべく、資格取得に臨んだわけです。

MBTIを知って早2年、「人事部長も務めてたし、MBTIも割と詳しいほうやろ!」

と鼻をくくってMBTI協会に行きました、

結果、、、

MBTIって思ってたのと全然違った( ;∀;)

僕自身、ENFJと信じて疑わずに生きてきましたが、実は…だいぶ違ったというアイデンティティクライシスまで経験しました。

MBTIは、16パーソナリティとは根本的に違う、
僕がみる限り、社会から誤解まみれのものだったのです!!!

今回は、”MBTI”というものをしっかりと知っておきたいあなたに!
MBTIを扱う上でメチャ重要な2つの情報をお届けしますわ!

・MBTIとは本質的に何か?(16パーソナリティとの違い)
・あなたのMBTIは本当に正しいか?
 ー僕が本当のタイプ(INTJ)に気付けた経緯ー


MBTIとは本質的に何か?(16パーソナリティとの違い)


いきなりですが、「MBTIって”性格心理診断”の中ではかなり異端児」
ってご存知でした?

MBTIは16パーソナリティと明確に異なります。
そして他のエニアグラムやビッグ5分析などの心理診断とも致命的に異なる点があるのです。

ズバリそれは…

MBTIは「タイプ論」であること!!!


多くの性格心理診断は”特性論”なので、根本的に違う。

<特性論>
性格・心理の要素を”スキル”や”能力”のようにみる!
「あの人はひかえめ度が30で、せっかち度が50だ!」など。                花であれば「花びらの大きさ、葉の大きさ」のようなもの。                 値が変化し、後天的なことが多い。

<タイプ論>
性格・心理を”タイプ”で分類する。
タイプは明確に棲み分けられていて、他とは絶対に交わらない。      花であれば「桜の種、梅の種、ひまわりの種」のようなもの。”桜は桜”なので、値とかない。MBTIは先天的とする。 

先天的なタイプ論であるから、こんなことはMBTIではあり得ないのです。
・私はESFJとISFJの間です!
・昔はISTJだったけど、最近はESFJになりました!
・私はENTJ度合いが60%くらいです!

日本にある性格診断のうち、95%以上は「特性論」とされています。なので「タイプ論」については、何度も習わないとイメージがわきづらいことでしょう。

根本的に、他の性格診断とは違うのです。

正しくは、MBTIは「認識の利き手」のタイプを表す様なものです。
「右利きだけど左手でもうまく字が書ける!」があるように、
「INTJだけど、Sも発達している!」はあり得ます。

しかし、あなたが100%INTJであることは変わりません。
INTJとしてSの実(心理機能)を熟してきただけで、元々利き手ではないのです。

補足として、「Nの発達・成熟」ということはあります。”心理機能の成熟”は人によって差があります。元は同じサクラのタネでも、ようやく芽が出た段階の人もいれば、大きく淡く咲き誇る人も、小さく色鮮やかに咲く人もいるのです。

さて、偉そうに書きましたが、実は私なんて、2度「タイプ論」の説明をされてもピンときていませんでした。

なにしろ、分かったつもりになって特性論的に誤解をしていたのですから…!!!

だから私、自分の本当のMBTIタイプを分かっていなかったんです!!!

あなたのMBTIは本当に正しいか? ー僕が本当のタイプ(INTJ)に気付けた経緯ー


MBTIのテスト受けたことあります?

結論、あれ割と間違ってるみたいんですよね。

だって、MBTIはテストじゃ分からないから!!!

僕も壮大に誤解していました。わかりやすく、僕が本当のタイプに気づけるまでを一つの例として、ありのままお話しさせてください。

①ネットで何度受けてもENFJだった。

ゴーグルさんで「MBTI テスト」って検索すると、こんなの出ますよね。

僕これ、2020年と2021年に何度か受けてみました。

結果はどれもENFJ!

結果が出た時はちょっと意外に思いつつ、書かれている内容は結構当たっていたんですよね。

テストにも真剣に答えたので、「あー拙者はENFJか、主人公らしく生きるぞー」と受け入れていました。

MBTIに詳しい人と話すと、「君ENFJっぽいね🤔」って言われたりして。

僕も「え!すごいですね、なんで分かるんですかー😂」って言ったりして。

そんな平和なENFJワールド

ある日、一瞬で崩壊してしまいました。

②MBTIの正確な検査を受けると…

時は2022年10月。MBTIの資格を取るべく、初めて正式に協会が提供しているペーパー検査を受けました。

概要はネットのテストと基本は一緒ですが、内容や量がちょっとちがう。

「これが本場のテストか〜、どーせENFJじゃろ( ^ω^ )」

なんて思いながら受けて、結果の返却を待っていた。

いざ、講義初日の午後に、検査結果をみると…

い、い、ENFP?!

しかも「中程度」だから、割と確定的にENFPなのか?!

考えてみれば、今まで受けたのはネットのガセモン
しかもよくみると、ネットのはMBTIの検査ではなく「16パーソナリティ」

とすると、ENFJだと思っていたのは誤りで、ホントはENFPなのだろうか?

いや、新規事業を複数進めているフェーズだから、自然と”J”ではなく”P”てきな意思決定が多いだけ?

今まで自分をENFJと信じて疑わなかった私にとって、このENFPというレポートは、軽いアイデンティティ・クライシスでした。

③ワークを通じて、深まる混迷

さて、講義ではMBTIを学びつつ自分の本当のMBTIタイプも明らかにしていくスタイルで進んでいきました。

そこで先生からこんなことを言われました。
・MBTIはペーパー検査では確定しない。むしろペーパー検査は忘れてもらっていい。
・検査の後に行うワークでもって。本当のMBTIタイプがわかる。ワークが全て。

「ペーパー検査では”ペルソナ”や”憧れ”が出ることがあり、100%信頼することは全くできない」ということなんですね。

(「なるほど。ENFPという風にでた結果は、検査の限界による不備で、やはり私はENFJだろうか。」)

そんな思いの中、ワークが進みます。

NS判定ワークから始まり、FT、PJ、EIと順番にワークで探っていきます。

その結果…

Nであること以外、ハッキリしねぇ

私の混乱はより強まりました。

たとえばTかFかを区別するグループワークでは、あるケースの設定で問題解決を行いました。

「予算不足で旅行に行けなくなった。1人おいていかなければならない。4人で話して、合意できる答えを出してください。」と言った具合に。

この時、4人の感情的な満足や、自分がスッキリする感じを重視していたならF。客観的にとらえて問題の解決を優先したり、”そもそも今回の旅行って…”みたいに定義的に考えていくのがT。

僕の考えは「みんなが気持ちいいのが僕にとっても一番!長く話しては思い空気が続く。ここは僕が今回は残ることで手を打とう!」と…

さて、これは感情を起点にしているF的な気もするし、課題解決を起点としたT的な気もするし…。一体どちらが先行した、本当の根本的な考えなんだ…


と、こんな具合に迷っていきました。

色々聞いてると、INFJやENTJの可能性まで出てきた…

どれも当たってる気がするんですよね。

(((えぇ…もう僕、誰なん? 自分なにもの?)))

ポーカーフェイスでプチパニックになりつつ講義は進んでいく。

そして残酷にも、先生からこう告げられました。

「最後はご自身で一番納得できるものが、本当のMBTIです。」

僕:(いやどれも納得できねぇよ!!!!)

④10日間かけて、たどり着いた答え

さて、講座は翌週に続くということで、しばらく一人で考えました。

しかしやっぱりよく分からない。
「講座最終日までに、先生と話して解決するしかねぇ!」

という事で挑んだ講座。

しかし、先生は答えを持っていません。アタリをつけてアドバイスはできますが、自分のMBTIを決めるのは、あくまで自分の納得感のみなのです。

あらゆるMBTI書を読み直しつつ講座を受け、

結果…

自分はINTJだと、確信しました。

①〜③までの全ても、”INTJ”という視点から全て説明できるのです。

◼︎ワークの解釈
・Nがある事がハッキリしていたので、Nが第1機能の可能性が高い。
 すると実は、INTJ・INFJ・ENFP・ENTPの4択になる。

・そもそもNが「可能性を信じる」性質があるので、自分のタイプを絞ることに抵抗していた。

・TかFで迷うなら、逆にTもFも第1機能ではない。

・ワークを通じて、どちらかというとTとJであった。
 ○NTJの可能性が高い。

・とくにTとFで迷った場面では、実はTだった。
「ここはみんなの感情が優先でしょ?」というT的な論理が起点となってFと混同していた。

・ワーク全体を通じて、「どーせ出会う人とは明るく仲良くすべし」という     ITJが働くことで、ワークでもEFが表に出ていた。

◼︎人生の解釈
・そもそもINTJはNが一番強く、「なんとなくこう」という直感が発動しがち。論理的な方を取るのか、何も考えず感情的な方を取るのかさえ、直感で決めていた。

・もともとTが利き手だったが、客観的に考える中で「人の思いを大切にしてこそいい人生になるはずだ」という論理が信念となった。
(Tが先に来て、Fが埋め込まれた)

・「論理だけで現実や人の感情をみないのはけしからん!」というT的な論理が信念となり、自分がTであることを認めない様に無意識が働いていた。

・今まで人に優しくしたり、人の感情を優先していたのはFではなく、「なんとなくそれが一番大事」の直感による所もある。

・以上の信念から「僕は人に優しくありたい」という直感的論理(NT)が起点となってEやFを外見としてまとっていた。

・さらに最近では「J的な計画的な判断傾向では、P的な臨機応変さが求められる起業ではベストではない」という判断(TJ)が起点となって、Pをまとっていた。「この3ヶ月は臨機応援(P)でいくぞ!」という判断(J)をしていた。

という事で、自分の成人後の思考回路を、気付きたくないレベルまでメタ的に考えたことによって、INTJであることを確信しました。

日本MBTI界のガチトップに君臨する先生としても「たぶんね君INTJ」とのことだったので、そうなのでしょう。

INTJについて、本などで書かれている内容は、以前はピンと来ない文章でした。しかし自分の無意識のレベル、深層心理のレベルがINTJであり、表面とは別だと考えると、どの文章もしっくり来ました。

INTJって、ガセモンの「INTJってこういう人」という刷り込みのせいか、僕自身あんまりいいイメージはありませんでした。

僕自身は今でもENFJ的でありたいと思っている。

しかし、本性はINTJだと分かったいま、同じ理想をもっと叶えやすくなったのだと気付きました。ENFJ的な振るまいも、もっと論理的に、自由にやっていけそうです。

ー終わりにー 意外と自分のMBTIさえ、間違っているかもしれない


この様に、

本当のMBTIとは、テストではなくワークや内省の先に得られるモノで、

「まごうことなき確信」を伴って自覚するものなのです。

本当のMBTIのことを、正確には「ベストフィットタイプ」を呼びます。
このベストフィットタイプは、基本的に一度明らかになれば、生涯変わることはありません。

MBTIの世界観では、生まれた時からそのタイプなのですから。
(実際に、赤ちゃんに対するワークである程度はMBTIを推定できるそうです。)

実際、日本人がベストフィットタイプを判定するには、「最低でも4時間以上、認定コーチとセッションすることが必要」とされています。

それだけ、日本人は社会的・文化的・時代的なペルソナに包まれており、自分でさえそのことに無自覚である旨が、研究で明らかになっています。

今回私は、認定コーチとの1on1セッションをほぼしていないため、ぬらりと10日ほどかかりました。

しかしワークや説明も含めて、5,6時間もあれば、チーム全員の本当のMBTIが明らかになることでしょう!

MBTIは、さまざまな心理診断と比べて、圧倒的にエビデンスが多く、実用性が高いとされています。欧米ではキャリア選択のためのスタンダートな検査になっています。

MBTIを有効に活用するためにも、まずはあらためてご自身の本当のMBTIを明らかにしてみるのも、いいかもしれません!!!

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!!!

MBTIや16タイプについては、こちらのnoteがとてもよくまとまっているのでオススメです!

Twitter:@16seikaku_mbti

自分のMBTIを正確に知りたい方には、スペシャルなセッションをご用意しています。ぜひご連絡ください!

bakru44@gmail.com
Twitter: @ks_mikami

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