「ピーター・リンチの株で勝つ」は通勤中に読みにくい

通勤時間は通勤に向いた時間だと思う。通勤時間だけで月に1~2冊ぐらいなら読める。難しい本や一度に集中して読まないと理解できないような本の様に通勤中の読書には向かない本もあるが、毎日のことなので積み上げれば結構な学習効果が得られると思う。

通学中の中高生が参考書などを読んでいる姿は今でも見かけるが、大人が本を読んでいる姿はあまり見ない。移動中や待ち時間に何かしているわけでもないので、本でも読めば良いのにと思う。
新しい習慣というよりは中高生の時に身に着けた習慣を継続するだけという人も多いのではないだろうか。

私の場合、紙の本では、ノートに抜き書きをしたり、線を引いたりはせず、せいぜい付箋を貼るぐらいしかしないので、付箋を取り出せる場所に持っておけば、環境が関係ないというのはあるかもしれない。

それに、私も毎日絶対に読んでいるかというとそんなことはない。
寝ぼけて頭がすっきりしていないときや、インプットするよりも考え事をしたい場合もある。

それでも、月に1冊を1年続ければ12冊の読書になる。
ストイックにするならきちんとテーマを絞って、順序良く12冊も読めば、それなりの知識は身につく。別の記事でも書いたが、資格の勉強などにも有用な時間の使い方だろう。

通勤読書の本選びにコツがある。
通勤時間の間で一塊が読み切れるぐらいの本が良い。私の場合1回の通勤で10ページぐらい読み進められるので、事前に10ページぐらいで切りよく終われるような本を選ぶ、ぴったり読み終わるわけではないので片道で読める量より少し少ないぐらいにしておくと切りよく読み進められる。
もっとざっくりした基準でいえば、新書・文庫から選ぶようにすればよい。

さて、ここまで通勤読書を勧めてきたわけだが、タイトルの通り、「ピーター・リンチの株で勝つ」は通勤読書で読みにくい。
本書が名著であることは間違いないし、私もずいぶん前に読んで、今再読に励んでいるところだ。数式を多用しているわけでもないし、分厚すぎるわけでもない。
それではなぜか?
理由は想像がついたかもしれないが表紙だ、思いっきり大きくタイトルが書かれていて、ちょっと恥ずかしいのだ。「株で勝つ」ってストレートすぎるし、詳しくない人から見れば、ギャンブル的な投資で一発あてたデイトレーダーの本と見分けがつかないだろうから、なんとなく読んでいる人がちょっとうさん臭く見えるように思えてしまうのだ。
表紙が見えなければよいならと、人のいない方に表紙が向くように立ってみても裏表紙も同じようなデザインで駅でハウァ!となった。

今回の記事はこれが言いたかっただけである。
お付き合いいただきありがとうございました。

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