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能登半島地震の個人的記録 2

いつまで続くかわからない断水、
津波警報の中、
夕飯を作ることにしました。

2リットルペットボトルの水を使って
米3合をといで、水をはる。
これだけで1本使って、少し足りません。
冷蔵庫に入れてあった浄水器の水を追加。
一回米を炊くだけで1本使うなんて、
あと何回炊けるの?
不安がよぎります。

買い置きしていた豚肉と、
スライスした玉ねぎ、
冷凍コーンを炒めて、
焼肉のタレで味つけ。

作りおきのお雑煮(汁物)を温めて、
ごはんと炒め物で完成です。

水が使えないときは
食器にラップをしいて使うといいと
聞いたことがあるので、やってみました。
そういうこともあろうかと、
ラップは常にプラス1本予備があります。

盲点だったのは、
我が家にほとんど割り箸がないことです。
余計なものは貰わないので、
かき集めても4膳分、
そのうち1膳を生肉を炒める箸として
使用したので、もう使えません。
食べるときは、スプーンにラップをまいて
食べました。
そういえば以前、
非常食におかゆをメインで入れていたので
使い捨てスプーンを用意し、
割り箸は考えていませんでした。
でも缶詰から取り分ける時にも、
いりますね。
これは翌日買いました。

夕飯を終えて、
ラップをはがして食器を片付けた頃、
水が少し出るようになってきました。
今のうちにと、歯を磨いたり顔を洗ったり。
水が出ないときは、
やかんに残ったわずかな水で
包丁を洗っていました。
水のありがたさが身に沁みます。

こうして徐々に水道は復旧しましたが、
今回の件を通して
気づいたことがいくつかありました。

・断水がいつまでかわからないから不安になる。
買い置きがあっても買いたくなる。

・米3合炊くのに水2リットルは必要。
(パックごはんの買い置きもあるけどやってみた)

・食器を洗えないときはラップをしいて使う。
ただしフライパンや菜箸には使えない。

・翌日には給水車が来る。(かも)
給水車から水をもらう入れ物が必要。
この水は主にトイレなどに使うので、
買い置きの水もやはり必要。

・割り箸も必要。
ハダカでどさっと入っている物より、
箸袋に入っている方がよいと思う。
ちょっとそのへんに置いたり、
持ち運ぶこともあるかもしれない。

・ウエットティッシュを普段から使う。
いざというとき必要だけど、
買い置きすると乾燥してしまうから。

ちなみに、こんな状況なのに
息子が夕飯時に納豆を食べたいと言い(笑)
ベタベタになるよ、と言ったものの、
ウエットティッシュがあるから
まあいっかと許可しました。


今回は電気、ガスは使えるという状況でした。
全部ないと、もっともっと大変だと思います。
今回の経験が、次の災害の糧となる気がします。
次がないのがいちばんですけど。

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