見出し画像

Skeb納品100件して気づいたこと

※注意
私はNSFWのイラストを描いています。リンク先やtwitterアカウントにもそういった要素が含まれるイラストがあります。閲覧に際しましては予めご了承ください。

■影響力、実績ほとんど無しからのSkeb

私のこれまでのイラスト活動はこじんまりとしたもので、漫画はからっきし描けず、創作活動も細々としたものでした。また、TwitterなどSNSでの影響力も殆どありませんでした。
それでも沢山のご依頼を頂戴しているのは、きっと自分の行っている何かが評価されたのだと思い、それらを整理共有するためにまとめてみました。


■サマリー

事前準備

  1. 規約をしっかりと読み、やって良い事とダメな事を把握する

  2. ポートフォリオを作成する

  3. 可能であれば自分でも一度依頼をする


クリエイターとして活動開始後

  1. 新着クリエイター期間はご奉仕期間

  2. 最初の3作品が勝負

  3. 納品は見てくれる人の多そうな時間帯に

  4. 請ける題材選びは慎重に

  5. 納品前には必ず再チェックを


新着クリエイター期間が終わった後

  1. 返答はできる限り迅速に

  2. お得意様の定着化を目的とした、自分のセールスポイントの明確化

  3. 依頼文から完成イメージと作業量を想定する

  4. 作業を滞らせない程度のサービス

  5. リピーターには驚きを提供する

  6. 規約と依頼文を改めて読み直す




■詳細


事前準備

規約をしっかりと読み、やって良い事とダメな事を把握する

違反内容によっては、アカウントの凍結等につながる場合があります。これくらいなら許されるだろうという自己中心的な考えをせず、規約をしっかり守りましょう。 このあたりが適当だと、クライアントからも敬遠されてしまうことがあります。

・ポートフォリオを作成する

自分ではこれくらいの絵は提供できるという自信があっても、依頼してくれる方にはそれがどの程度の物なのか分かりません。
自分の描ける出来るだけ幅広いジャンルを網羅したポートフォリオを共有しましょう。
公式にはforiioとの連携が推奨されています。またプロフィールに外部サイトのリンクを掲載するのも効果的です。
ここを利用して自分が描けるモノ、描けないモノをおおよそ意思表示するのも良いと思います。


・可能であれば自分でも一度依頼をする

自分でも依頼をしてみると、クライアントがどういう気持ちで依頼をするのか、どういうことにストレスを感じるのかという事が体感できますのでお勧めです。相場の調査にもなります。
私の場合依頼してみることで「承認までの待機時間は、納品までの待機時間の10倍くらい辛い」と感じたため、承認はできる限り早く行うようになりました。



クリエイターとして活動開始後

・新着クリエイター期間はご奉仕期間

クリエイターとして募集を開始してから一定期間は、トップページに名前が載る新着クリエイターとして扱われます。この間にどれだけ依頼をこなせるかどうかで、その後の依頼流入に大きな影響があるように思われます。
ですので、例えば個人依頼で納品の実績があり、それに近しい金額で募集したいと考えていても、この期間だけは割安にして依頼を募った方がよいと思います。
もちろん、ご自分のモチベーションが保てる範囲内に設定して下さい。


・最初の3作品が勝負

感覚的なものですが、3作品以上の納品実績があると信頼できるクリエイターとして認知されるようになっているかと思います。
ですのでこの最初の3作品に関しては、特に注意深く製作し、かつ手早く納品できるように努めたほうが良いでしょう。
このタイミングで締め切り超過などをしてしまうと、例え仕方のない事情があったとしても、時間にルーズだという悪いイメージを持たれてしまいますので、事前に準備を整えて頑張りましょう。

・納品は見てくれる人の多そうな時間帯に

早朝などは、納品物を見てくれる人が少なくなりますので、正午から日付が変わるごろまでの時間帯に納品することで、次の依頼につながりやすくなるように感じます。納品する作品のジャンルや支持年齢層からその人がSkebを見ていそうな時間帯を狙うと効果的です。
いわゆる「サムネ映え」するように、トリミングなどで作品を調整するのもいいかもしれません。複数のファイルが納品できることを活用しましょう。

・請ける題材選びは慎重に

Skebには非公開依頼やNSFW依頼といったフィルターがあります。クライアントはどうしても過去の納品実績を参考にしますので、この初期期間だけは非公開依頼を避けるのも効果的と思います。
また、例えばバニーガールのイラストを納品した場合、同じようなフェチズムを持つ人が同様の依頼を携えてやってくる場合があります。そのため無理に描き辛い依頼を請けてしまうと、後々自身のモチベーションを保つのが難しくなってしまうので、その点には注意しましょう。

・納品前に再チェックを

最初は特に納品時にミスをしやすいです。クライアントから指定されていた要件を満たしていなかったり、規約に外れた処理をしていたりという事があるので、納品前にはしっかり確認したほうがよいでしょう。



新着クリエイター期間が終わった後

・返答はできる限り迅速に

承認返答猶予期間(依頼を受け取ってから承認するまでの期間)は、クライアントによっては2日程度しか無い場合があります。
まずは確実に描けるかどうか、ラフを描いてから承認したいと考えてしまうかもしれませんが、依頼を逃さず、少しでもクライアントのストレスを減らし、満足してもらうためにも、この時間は短くした方がリピーターの獲得につながるでしょう。


・お得意様の定着化を目的とした、自分のセールスポイントの明確化

実績を積んでいくと、自分の得意なジャンルやクライアントに期待されている部分が明確になって行きます。場合によってはこれが先鋭化しすぎてクライアントの先細りを招くこともあるので、あえて違う題材の依頼をアピール(Skebのシステム上のアピール)をしたり、お得意様の納品に特典として違うタイプのイラストを混ぜてみるのもいいかもしれません。


・依頼文から完成イメージと作業量を想定する

長く続けていると自分の作業量とコストが依頼に対してアンバランスであるように感じる場合があります。
これは依頼を請ける時点で、作業量と作業時間が予測できていない事が原因です。依頼内容から絵の完成系を想定し、それができるまでどれくらいかかるか考えるのもskebでは役に立つスキルの一つです。
アカウントを複数作成して、負荷に応じた2つのプランを作成するというのも手法の一つです。


・負担にならない程度のサービス

納期を逸脱するような過剰なサービスは良くありませんが、描く側からすると意外な、手軽に作成できるボーナスコンテンツでも喜ばれることが多いです。例えば製作途中のラフや下書きは、納品物の満足感を上げることになるので、あえて作業途中の物を残しておくのも良いでしょう。
リピーターの獲得に繋がりますし、喜んでもらえれば自分のモチベーションも上がりますので、可能な範囲でオマケを添付すると良いでしょう。

・リピーターには驚きを提供する

ありがたいことに複数回依頼をしてくれるお得意様、リピーターが付いてくれる場合があります。そういった方には何らかの手法で感謝を伝えると良いでしょう。
例えば感謝のコメントを添えたり、前回の納品物に手を加えたものを添付したり、色違いや指定外の(常識的な)バリエーションなどを添えると、よりリピーターさんの定着率が高まるでしょう。

・規約と依頼文を改めて読み直す

クライアントへより良いサービスを提供しようとしているうちに、規約を外れた行為を行ってしまいそうになる場合があります。慣れによるミスも出てくるので、たまに規約を読み直し、そういった部分が無いか確認しましょう。



■クライアントが気にする数字


締め切り厳守率
100%に近いほど、信頼されます。

平均返答日数
早いほど、喜ばれます。

平均納品日数
早いほど喜ばれますが、複数の依頼を同時に請けていると実態と剥離する場合があります。

この他の数字はそのクリエイター・クライアント次第で重さが変わる場合が多いかと思います。



以上ざっくりとしたまとめになってしまいましたが、参考になれば幸いです。今後も加筆修正、補足等行うかと思います。
また、イラストの方もご贔屓にして頂ければと思います。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?