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#7 「Gishi Designer」とは

こんにちは!

今回は自身の肩書きにもある「Gishi Designer」について書きたいと思います!

普段、義肢装具を製作する上で「義肢装具士」という国家資格を持って働いています。ざっくり説明するとこの「義肢装具士」という資格を持っていないと、病院で患者さんに対して、採型(型取り)や適合(完成したものを合わせる)が出来ません。治療に関わる行為にあたるため、医学的知識を持って、医師や看護師、コメディカルスタッフと協力する必要があります。

というふうに普段は、「義肢装具士」としてお仕事をしていますが、自身の活動と融合し、幅広く活動を展開したい思いがあって、自身で「Gishi Designer」という肩書きを作って名乗っています!

この「Gishi Designer」はどんなお仕事をしているかという事なんですが、

◯「義肢装具士」として上記の仕事を行う
◯ 義肢装具の製作に関わる素材や製法をリサーチ、関連企業と商談
◯ 伝統工芸やモノづくりの現場を訪れ、コラボ製品の相談、モノづくりを学ぶ
◯ イベントに登壇し周知活動、展示に参加、SNS発信

というような感じで仕事をしています!
この辺りの仕事に+(プラス)で執行役員 兼 製造マネージャーとしての業務が加わってくる形ですね。(説明する上で肩書きは分かりやすいですが、多くなると大変。)

色々な仕事を同時に並行して行っていますので、ウロウロしながら働いています。

この「Gishi Designer 」と名乗って働くには理由がありまして、
普段の「義肢装具士」として働く事は、日々目の前の義肢装具が必要なユーザーの方に対して起こる身体の問題解決(ここでいう解決の中には、維持や悪化を防ぐ意味も含まれます)をしていきますが、そこだけでは問題解決が出来ないケースが多々生じてきます。日進月歩で進歩するテクノロジーを持ってしても解決しない事があります。

そういった通常業務の範囲内で解決出来ない問題を何とかするためには、視野を広げ、多角的に活動し、義肢装具の周りにあるモノごとからデザインする必要があります。
そのためには「義肢装具士」としての枠組みを越えて、他分野にどんどんチャレンジしていかなければなりません。
まだまだ「義肢装具士」という名前が一般的に知られていない事もあるので、知ってもらい、他分野と協力してもらえる環境を作り、問題解決が出来る様にしていかないといけないというのが理由です。

大きな根底にある問題にクリエイティブに取り組む意思を込めて、「Gishi Designer」という肩書きでこれからも日々推進、ブーストをかけて取り組んで行く事で「義肢装具士」になりたい人が増え、色んな肩書きの新たな「義肢装具士」が増えていく社会を目指していきたいです。

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