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ガラリの仕様を見直して、工事業者さんにお渡しできる一覧表を作成しました

外壁の大規模修繕の見積もりを3社から取りましたが、外壁の排気口に付けるガラリの見積もりが概算見積もりになっていました。具体的には、全部で8種類あるガラリを、φ150mmのダクトにつけるタイプと、φ100mmダクトにつけるタイプの2種類の単価と数量だけを記載しており、内訳についての記載はありませんでした。
 
なぜこのような見積もりになってしまうかと言いますと、そもそも当マンションの竣工図面にはガラリの仕様についての記載がありませんでした。メーカー品番についても記載が全くありません。この為、足場を組んでから、実際のガラリを確認して初めて最終的な見積りを出すしかない事がわかりました。
 
しかし、その一方でガラリに関係する不具合が多くあります。例えば、お風呂の換気が悪く湿気が抜けにくい住戸がいくつもある事。原因は強制排気口側ガラリに目の細かい防虫網をつけてしまったために、そこが目詰まりをおこしている為です。又、その網を清掃しようとすると、清掃できるような設計になっておらず、ガラリそのものを新品と交換するしかないという事もあります。
 
外壁の大規模修繕の業者さんに、どういったメッシュの網をどの用途に使うべきか相談してみましたが、明確な回答は得られませんでした。多分基本的な考え方として、図面通りに交換すれば良いと言う事があるからだと思います。しかし、当マンションのように竣工図面そのものが「いい加減」なマンションは、自分たちでスペックを明確にしておかないと大変な事になるという事です。
 
そこで今回は現在抱えている問題を解決するために、仕様を見直し、下記のような事を考慮し、どこにどんなガラリを設置するか一覧表を作成する事にしました。そして、この一覧表をもとに見積もりと工事を進めていただく予定です。
 
・防火ダンパーをつけるガラリを明確にする。
・雨が当たる場所はフード付き、そうでないものはフード無し。雨のしずく
    による壁面の汚れを最小にできるタイプを使用する。
・強制排気用は、目詰まりを起こし難い防鳥網。自然吸気は目の細かい防虫
    網を使用する。
・メンテナンス作業がし易いように、フードをネジで取り外せる、清掃がで
    きるタイプにする。
・取り付け方向によって、壁面につけるタイプと天井面につけるタイプを使
    い分ける。
・ガラリは外見が似ているので、職人さんが取り付ける際間違わないよう
     に、一覧表を作成する。
 
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