今年一番悲しかった事

今年一番悲しかった事は、これまでマンションの清掃をやってくださっていたNさんが亡くなったことでした。私達のマンションは週4回、一回2時間清掃をしていただいております。清掃箇所はほぼ決まっているわけですが、   Nさんの場合はそういったルーティーン以外でこちらが予想もしない事をいろいろやってくださいました。
 
まず区役所と相談してくださり空き瓶・空き瓶・ペットボトルを入れる      プラスチックボックスや、網の容器を常設できる様になりました。これまでは木曜日に業者さんが設置し、金曜日には回収されるのですが、これを常設していただいたおかげで常時これらのゴミを捨てる事ができるようになりました。
 
又、当マンションに裏庭があるのですが、雑草は伸び放題で地面もでこぼこしてとても見栄えが悪かったのですが、雑草を根っこから抜いて土地を平らにしてくださいました。そして散らばっていた植木をまとめて花壇を作ってくださいました。お陰様でとてもきれいですっきりとした綺麗な裏庭になりました。又、余っていた砂利を歩くところに敷いて、雨の日に歩いても土をマンション内に持ち込まないようにしてくださいました。
 
ゴミの捨て方が悪い方が 一部にいらっしゃいましたので、そういう方々へどういうふうにお願いしたら良いか相談を持ちかけられ、一緒にその方にお願いをしたりして大分ゴミの捨て方も改善されました。
 
又、私も清掃の日はNさんとの会話を楽しみにしていました。これまでなさっていたお仕事のお話などもお聞きする事ができ、私自身勉強させていただきました。そんなNさんですが、ある日膵臓ガンである事が分かり入院をされ、一時退院されましたが、残念ながら進行してしまい1年ほどで帰らぬ人となってしまいました。こんなに素晴らしい清掃員さんとお付き合い出来た事を心から感謝しております。本当にありがとうございました。
Nさんのご冥福を心からお祈り致しております。
 
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