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竣工図面と現物が違っていました

当マンションの大規模修繕工事も終盤になってきました。もうまもなく足場が取り払われて、最後の防水工事に入ります。

そうした中で、1点大きなミスを発見しました。それは2つの住戸で竣工図面に書いてあるダクトとガラリの仕様が、実際に設置されている現物と違ってる事でした。

具体的には、竣工図面では150φのダクトに、排気用の防火ダンパー付きガラリが指定されているにも関わらず、実際には100φのタクトが設置され、100φ用のガラリが設置されていました。竣工図面と現物が異なる事は往々にしてありますが、これにはびっくりしてしまいました。

このダクトはキッチンの排気用のため、風量が必要なためと思いますが、 どの住戸も150φのダクトが設置されていました。このため、本来であれば 図面通りの150φが適切と思われます。

とは言え、ダクトそのものを150φに交換することはできません。この為、 仕方なく現状に合わせて、100φのガラリをつけることにしました。

念のため、キッチンの吸い込み力が正常か確かめてみる事にしました。  やり方は、吸い込み口にティッシュペーパーをあてがって、吸い込み口にティッシュペーパーが吸い付くかどうか確認すること。そしてもう一つは熱線風速計と言う測定器を使って、吸い込み口の風速を測るものです。

やってみたところ、ティッシュはきちっと貼りつきますし、風速も1m/sと言う十分な風速が出ていることがわかりました。このため図面とは異なりますが、現場に合わせ、100φ用のガラリを設置することにしました。

現場が常に図面通りになっているわけでは無い事を、頭に入れておく必要がありそうです。

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