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屋上防水工事で学んだ事 (5/6)

今回屋上防水工事を行うにあたり3社に見積りをとりました。マンションによってはまず コンサルタントに見ていただいてスペックを決め、何社かに見積もりを取るケースもあると思います。しかし私達のような小規模マンションの場合、そのやり方ではコンサルタント費用が嵩みます。そこでまずは何社かの業者さんに見ていただいて、業者さんから提案・見積もりを出していただくやり方を取っています。

今回取った見積もり金額は、A社550万、B社480万円、C社580万円、で金額的にも結構開きがありました。今まで工事を行う場合、一番安い見積もりを選んでいるケースがほとんどで、今回のように一番高い見積もりを採用すると言うことはありませんでした。と言うのもスペックに極端な差が無かったからです。

しかし今回の場合は提案された内容がまったく違っており、どれを採用するか理事会でもかなり時間をかけて話し合いが行われました。しかし、最終的に「今までのしがらみを一旦全てリセットしてやり直そう。その為に費用が高くても仕方ない。」という考え方で理事の皆さんの合意を取る事ができ、総会でも反対はなく採用に漕ぎつけました。
もし、時間的な余裕があるのであれば、今回採用したC社と同じスペックでもう2社くらい見積もりを取っても良かったかもしれません。そうしなかったのは早く漏水対策工事を実施し問題を解決したいという希望があったからでした。

C社による施工結果ですが、この業者さんはかなり技能が高いようで、工事後既に5年が経過していますが、外観的にも全く変化が無く、とても良い仕上がりの状態が維持されています。当マンションも今は漏水とは無縁になり、居住者からも大変喜んでいただいております。

今回のケースのように見積もりを取った業者さんの主張が大きく異なる場合、どれを選択すべきか大いに迷うところです。今回は管理会社が選定してきた業者が一番安いわけですし、少なくとも当マンションの管理会社の提案ですから採用してもおかしくなかったわけです。しかし、もしこの提案を採用していれば必ず漏水問題が再燃していたと思います。
最終的に自分達が責任をもって自分達の意思で決断するしかないという事だと思います。「自分達のマンションは自分達で守る」という意思が重要ではないかと思っています。

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