見出し画像

#52 誰でも読めるMTG英語 ギャザリングの意味知ってる?

gather

今回のカードはこちら

《噂の蒐集家》

Streets of New Capenna」
「ニューカペナの街角」収録のカードです

名前の「rumor(ルーマー)」は「噂」
動詞「gather」が「集める」という意味なので
「gatherer」が「集める人」で「蒐集家」にあたります

なので、現在分詞を使っている「Magic: The Gathering」も
直訳すると「魔法:集めたもの」みたいな意味になりますね
これは、ここにはクリーチャーやアーティファクトなど多種多様な呪文が集まっているというMTGの世界観を表したものでしょう


では、こちらのカードの効果を訳していきたいと思います

Alliance と resolve

効果がこちら

Alliance — Whenever another creature enters the battlefield under your control, scry 1. If this is the second time this ability has resolved this turn, draw a card instead.

 「Alliance(アライアンス)」は#30以来の新しい能力語ですね
意味としては「同盟」や「連合」でMTGでは「団結」となっています
直訳って感じではありませんが、大きくは外れてませんね

効果としては誘発条件の「Whenever another creature enters the battlefield under your control」の部分がこの能力語の軸
「Whenever」が誘発型効果である事を示す「たび」
「another」が「他の1つ」なので、まとめると
「他のクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび」ですね

「scry 1」はそのまま#27でやったキーワード処理の「占術1」

ここまでなら非常にシンプルな効果ですが、まだ文章は続きます
「If」は条件分岐の「なら」
「this is the second time」と続くので「これが2回目なら」
動詞「resolve(リザーブ)」の意味は「解決
これはルール的にちゃんと意味のある単語ですね
「this ability has resolved this turn」と現在完了形の経験なので
「このターンにこの能力が解決された」と過去形の様に訳せます
なので、まとめると
「If this is the second time this ability has resolved this turn」は
「このターンにこの能力が解決されたのが2回目なら」となります

「instead」は#22でやったやつですね
なので「draw a card instead」は「代わりにカードを1枚引く」

全部をまとめると
「団結 — 他のクリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、占術1。このターンにこの能力が解決されたのが2回目なら、代わりにカードを1枚引く」となります

注目すべきは「解決が2回目」を参照している事
丁度「2回目」なのでこれが3回や4回誘発しても、1ターンで引けるのは1枚だけ
「解決」の回数なので、スタックにある2回目の解決前に新たに誘発させても、新しくスタックに乗った方がドローに変わるだけ

特に下の方は紙でやると間違えやすかったりするので、使う方はご注意を


おまけのhomework

今回のおまけ問題はこちら

《創造の座、オムナス》

Zendikar Rising」
「ゼンディカーの夜明け」収録のカードです
スタンダードで史上最速で禁止になったカードとして有名ですね

テキストレスのプロモカードも出来るくらい有名なので
もしかしたら暗記してる方も居るかもしれませんが
知らない体でテキストを見て訳してみてください

ヒントとしては
日本語の「、」と「。」に相当する「,」と「.」の位置に気をつけて読んでみてください

出来る範囲で訳せたら各自wiki↓等で答え合わせをしてください


それでは、また次回

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?