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#25 誰でも読めるMTG英語 ダメージを prevent して

prevent

今回のカードはこちら

《ドロモカの命令》

4つの効果の中から2つを選んで使う
命令サイクルのインスタントですね
#4でやったのと同じです

まずは1つ目の効果から訳していきましょう

Prevent all damage target instant or sorcery spell would deal this turn.

「Prevent all damage」なので「全てのダメージを prevent する」
ですが、後ろに主語や動詞が見えるので「all damage」は修飾されて
「何かの all damage」みたいです

主語「target instant or sorcery spell」は
「対象のインスタントかソーサリー呪文」
「deal」はダメージを「与える」時の動詞
「this turn」は勿論「このターン」
助動詞「would」は#22でやった、動作が変わる目印でしたね

まとめると
「対象のインスタントかソーサリー呪文が」「このターン」
「与える」「全てのダメージを prevent する」

そして「would」があったので、結果このダメージは与えられなくなるはず
と言う事は、動詞「Prevent」とは「軽減する」しか考えられませんね

英単語としての「prevent」は「防ぐ」なんですが
どうしてMTGだと「軽減」と言うのでしょうね


復習

真ん中2つの効果は今までやったシンプルな表現
なので、ささっと訳しましょう

• Target player sacrifices an enchantment.
• Put a +1/+1 counter on target creature.

「Target player」はそのまま「対象のプレイヤー」
動詞「sacrifice」は「生け贄に捧げる」
「an enchantment」で「エンチャント1つ」

動詞「put」は「置く」
「a +1/+1 counter」もそのまま「1つの+1/+1カウンター」
「on target creature」で「対象のクリーチャーの上に」

もし知らなかったり思い出せない単語があっても
カタカナ読み等で推理できる要素は多いですね


fight

最後の効果がこちら

• Target creature you control fights target creature you don't control.

「Target creature you control」は
「あなたがコントロールするクリーチャー」
なら「target creature you don't control」は
「あなたがコントロールしていないクリーチャー」ですね

「fights」は普通に考えれば「闘う」なので

「あなたがコントロールするクリーチャーは」「闘う」
「あなたがコントロールしていないクリーチャーと」

クリーチャー2体に対する動詞「fights」なんて
MTG的に考えて「格闘を行う」しか無いでしょう


一応、他のカードで注釈文も確認してみますか

《巨獣の激突》

Target creature fights another target creature.

「another」は「他の」なので
「Target creature fights another target creature」は
「対象のクリーチャーは他の対象のクリーチャーと格闘を行う」
なので、間違いなく「格闘」するだけのカードですね

では注釈文にいきましょう

(Each deals damage equal to its power to the other.)

「Each」は普段「各」と訳しますが、今回は「互い」が適切でしょう
「deals damage」は「ダメージを与える」
「equal to ~」は#17でやった表現で「~に等しい」

「its power」は「それのパワー」
「それ」とは「ダメージを与えるクリーチャー」でしょう

「other」も「another」と同じく「他の」なので
「to the other」で「他のへ」
ただ「2体」という枠の中の「他」なので
「もう片方へ」とした方が適切ですね

まとめると
「互いに」「それのパワーに等しい」
「ダメージを与える」「もう片方へ」

はい、しっかりと格闘の注釈文ですね


おまけのhomework

今回のおまけ問題はこちら

《支配の片腕、ドビン》

-1効果で「prevent」するプレインズウォーカーです
常在効果の方も#13でやった表現の応用です

ヒントとしては

  • 「Artifact, instant, and sorcery spells your opponents cast」までが主語

  • 「more」は「less」の対義語

  • 関係代名詞「that」で説明してるのは「all damage」の事

  • 「be dealt」は受動態なので「与えられる」

  • 「and」が指してるのは「dealt to」と「dealt by」

難しめの英文ですが、解る範囲で訳してから答えと見比べるだけでも学びになります
解答がまとまったら日本語のカード名で検索して確認してみてください
それでは、また次回



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