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社会保険労務士試験は運ゲー?!の巻【奇祭?調査祭前編】

あれほど色々と犠牲を払ったにもかかわらず、合格に至らなかった結果を受けて、激しい悔しさと僅かな開き直りの精神が入り交じりながら三年目に突入しました。

三年目にして社労士試験の傾向と対策がじんわりみえてきました。
社一や労一のような二軍科目が、真面目に勉強してきた受験生を一蹴するということです。
そんなわけで、この年は趣味にも時間を割き、人間らしく生活しよう、と決めました。それでも、あの悔しさをバネに背水の陣と心に刻み、毎日机に向かいました。

秋、冬を過ぎ、春頃から一般常識に取り組みました。かなりの時間を割いたと思います。あやつらを攻略するには、浅く広く長くじゃれ合うことが大事だと強く実感したのです。
本当は一年を通して取り組みたいのですが、あれらは一丁前にトレンドを重視してくるので、その年の春にならないと姿を見せない習性なのです。
やれやれ、、、

直前期になると、不安に駆られ泣きながら机に向かいました。たった一点で落ちた衝撃が相当トラウマだったようです。初受験時に「受かるかも♪」って、マークシートをグリグリしていた自分をうらやましく思うほどでした。

さらに、コロナ禍に入って初めての試験だったので、そもそも試験自体あるのか?!という不安もありました。
会場が分散され、当日発熱があった場合は、その時点でアウト!という恐ろしいルールでしたが何とか開催され、私のおでこ、冷えろ!と念じながら検温器の前に立ったことを覚えています。

着席後試験が始まるまでは、今までで最も緊張してガチガチでした。
試験監督の方が試験の説明をしている時、突然、隣のおじさん受験生が私に話かけてきました。「ごにょごにょごにょにょ・・・」
こんな時になに?!試験監督に怒られるでしょ!!って内心激ギレしながら「はいぃ??怒」と振り向くと、、、

「名前書けてないですよ。ボソッ」

!!!!!
ぼーっとしすぎて無記名で受験するところでした。おじさんにハグしたい気持ちを抑え、運命の選択式がスタート。

ざっと全問に目を通して、労基法と労一が激ムズであることが一瞬でわかり、後回しにする作戦です。

労一は予想通りの奇問ですが、まさかの労基法の裏切り、、、
判例の穴埋めでしたが、労基法の知識というより、あれは国語の文法問題であったと記憶しています。下記抜粋と感想。

労務を提供していたと評価するには足りないものといわざるを得ない。

くどい!

労働者に該当すると解するのを相当とする事情はない。

な、、なんて?!

「そうであれば、上告人は、専属的にF紙業の製品の運送業務に携わっており、同社の運送係の指示を拒否する自由はなかったこと、毎日の始業時刻及び終業時刻は、右運送係の指示内容のいかんによって事実上決定されることになること、右運賃表に定められた運賃は、トラック協会が定める運賃表による運送料よりも1割5分低い額とされていたことなど原審が適法に確定したその余の事実関係を考慮しても、上告人は、労働基準法上の労働者ということはできず、労働者災害補償保険法上の労働者にも該当しないものというべきである。」

こと、ことになること、こと、、、「ことこと組」は一つの塊です!!

まさかここにきて国語の長文問題を解くことになるとは、、、
ぐぬぬぬぬ、、、

後編につづく


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