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書評 鈴木亮平「行った気になる世界遺産」

なんと、
文章だけでなく、
絵や挿絵もすべて鈴木亮平さんが描かれている。
まずそれにびっくりした。
お上手!
いろんな才能お持ちなんだなぁ〜。

私もこれまで色々と、
世界遺産を周ってきたので、
行ったことあるところが出てきたら嬉しいな〜
と思っていたが、
ほとんどかぶっていなかった。

私が行ったことがある所は、
都会が多くて、
観光のついでに
比較的簡単に行けるところばかり。
パリやロンドン、バルセロナのあそことかね。

鈴木亮平さんのセレクトは、
かなり難易度の高い所が多いなという印象。
秘境っぽいところメインだった。
妄想旅行エッセイだし、
たどり着くのに48時間掛かろうが72時間掛かろうが、
全然構わないんだけどね。
実際行くのは、なかなか計画立てづらいと思うので、
「行った気になる」で十分かな。


と、言いたいところだが、いや、実はこれが、
全然、行った気にならないんだわ。
著者ご自身は、書いて満足かもしれないが、
読んでいるコチラとしては、
ますます「行ってみたくなる」!!
もしかして、それが狙いか??

鈴木亮平さんの描いた絵を見ては、
こんなすごい景色見れるの?!と驚き、
ググって実際の写真と見比べて、
私自身の妄想旅が始まるという。
ここへ行くならどんな格好していこう、とか、
米ドルをどうやって隠して持ち込もうか、とか、
ここのついでにもう一つ世界遺産周れないかな、とかとか、
ネットで情報を集め出したら止まらない。
う〜ん…、妄想の連鎖、素晴らしい。
一冊読み終わるのに、意外と時間を要したのは、
そのせいなの。

お金と時間が無限にあればいいのになぁ。

想像力のある人間に生まれて良かったよ。

さて、コロナ以降、
最初に行く海外はどこになるかしら。
転職先が決まったら、まずはハワイに行きたいな!
妄想♩妄想♩

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