見出し画像

3年間止まってしまっていた時計がようやく動き始めた

こんにちは。モリモトです。

今日は肩の力を抜いて日記というか、最近の心の変化について書いていきます。

パンデミック期間中で、苦しい思い、寂しい思いをした方はいっぱいいます。そんな方々にも少しでも手を差し伸べられるような内容になればと思っています。

パンデミック中の自分(2020年〜2021年)

私はコロナが始まってから、まさに抜け殻状態でした。
コロナが牙を剥き、私の中の心の時計を止めてしまったのは約3年前、2020年の4月頃。私はそのとき大学を卒業し、なんとかコロナ前に飛び込むことができた中南米でのバックパック旅から帰ってきて、新卒として会社に入社した頃でした。

会社はIT関連のため、研修なども基本的にリモート。初めの頃は「オフィスに行かなくていいなんて楽!」とむしろ喜んでいましたが、新卒でわからないことだらけなのに質問のしづらい環境、同期とのつながりも希薄な中でのスタートは徐々に私の心を蝕んでいきました。

また、アメリカで遠距離恋愛の恋人にも会えない寂しさも募り、ストレスは重なっていき、腹痛や帯状疱疹など身体レベルでも見えてくるようになりました。

常駐先がようやく見つかったのは同年10月。テクニカルサポートの仕事。
対応する相手はとあるアパートの住人で情緒不安定か?というような突然怒鳴り始めるような客もおり、とても楽しめるような仕事ではありませんでした。

遠距離で寂しさを募らせていた私には、クリスマス色に染まっていく街を見るのが苦しくてたまりませんでした。

そんな仕事もとある会社側の事情で契約解除となり、常駐先変更へ。
今も常駐している客先で働くことになりました。仕事はリモートになり、私の憂鬱な気持ちはさらに深くなっていきます。

配属されてから間もなく、炎上する案件対応。毎日パソコンを開くのが憂鬱でお腹はゆるゆるです。

休日は遠距離の恋人との電話やオンラインゲームで過ごす日々。時間もあるし、勉強しなきゃと思っても全く身が入らず。友だちに会っても心ここにあらずの状態。語る夢も希望もなし。こんな奴と話してても楽しくないでしょと心で皮肉を言い続ける。開国しない日本政府に不満を募らせ、悶々とする。SNSを見るたび、幸せそうな知り合いたちを見ては嫉妬する日々。お酒で寂しさを紛らわせようと、お酒を買い込み1人で飲む日々。

そんなこんなで、2020年〜2021年はまさに暗黒期でした。

大きな変化があった2022年

暗黒の2020年〜2021年を経て、2022年がきました。
ようやく光が見えてきました。恋人が日本での仕事に応募し、見事採用の連絡をもらったのです。おそらくそれが2022年3月頃、日本にくるのが4月と突然の朗報でした。

そして4月に成田空港で再会。ハグをし合うけども、全く実感が湧きませんでした。
でも、確かに隣にいる!ここまでの道のり、とても楽なものではなく、別れの話が出たこともありました。それでも2人の気持ちが変わらなかったからこそ、ここまで来れたのだと思います。恋人には感謝の気持ちでいっぱいです。

土日には恋人のアパートに遊びにいき、日曜日の夜には実家に帰り、という生活を送っていました。しかし毎度日曜日に1人歩く帰り道の寂しさに耐えられず、いよいよ6月に同棲を切り出しました。
親も流石に2年の遠距離を乗り越えた仲なので、反対されることもなくすんなりアパート契約までこじつけました。

引越しの日に恋人がコロナに感染したりとトラブルもありましたが、無事に引越しを終え、同棲スタート。今や欲しかった環境が手に入った私たちは、「次は何を目指そうか?」と考えますが、お互いはっきりした答えは出てこず。(結婚意外)

恋人と一緒になることが叶った私は完全に復活を遂げたかと思いきや、まだ何かが欠落しているのです。仕事や出かけていないときは時間はゲームをするか、スマホを眺めて無駄な時間を過ごすかの2択です。

大学生のときに持っていたあの情熱は?共感の気持ちは?映画を見た後のあの感動は?音楽を聴いたときに動かされるあの心は?あらゆるものに対する感情が、熱がないのです。

それは、2023年になっても続いていました。

回復の2023年8月

そんな自分の心に変化があったのは今年の8月。8月5日から1週間、私たちはアメリカ旅行に行きました。
その1週間が、私の心を完全に治療してくれたように思います。

ホテルから見える美しい朝日、建物が視界を塞ぐことのない北海道のように広がる平地。緑いっぱいの道。空にそびえるロッキー山脈。恋人家族からもらった愛情の心。大興奮で迎えてくれるワンちゃんたち。アメリカを飛び立つときには、涙が出てきました。私が以前持っていた感情が、戻ってきた気がしました。

全てが心を癒してくれました。私は、日本での日常に疲れ果てていただけなのかもしれません。ようやく、あらゆることへの気力が湧いてきました。

英語学習、家事、新しい挑戦としてライティングの仕事を始めてみたいと思い、今に至ります。この旅行を計画したときは、仕事の引き継ぎとかしなくちゃなあ、、迷惑かけちゃうなあとかあまり乗り気ではなかったのですが、本当に行って良かったと思います。

私以外にも、「パンデミック以降、心のどこかが欠けてしまった」という人がいっぱいいると思います。そんなときは、今の環境が見えない、ずっと遠いところに行ってみるのがいいのかもしれません。少なくとも私にとっては、それが最善の方法だったようです。

長くなってしまいましたが、以上、私の備忘録でした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?