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31【恋愛小説もどき×親友との思い出】

体育祭が終わった、、、
めがねくんが車いすを押してくれた時のことを思い出して
にやにやしてしまう
めがねくんが前で話しているの、
もっと目に焼き付けとけば良かったな
でも、なんだか胸がいっぱいになってしまって、
めがねくんが眩しすぎて、直視できなかったな

それにしても、、、
今日の立ちくらみはすぐに回復したから良かった
最近健康が少し不安
たまに回転性のめまいが出てくる
起き上がった時、PCを長時間いじった後に多い気がする
まあ、大丈夫かな

帰宅しようと校門を出たところで、偶然めがねくんと会った

「今帰るところ?一緒に帰ろうか」

めがねくんから声をかけてくれた!
嬉しい!(心の中でガッツポーズ!!!!!)
私はめがねくんにいっぱい聞きたいことがある
例えば、、、
「めがねくんは最近お気に入りの本とかある?」

「そうやな、『ハトのおよめさん』かな」
「ハト?へーぇ面白そうやな!笑」
「なんで半笑いなん?」
「そう?読んでみたいなー」
「いいよ、家近いから寄ってくれたら貸すよ」

えっえっえっ??今なんて言ったの?!
急展開に驚きつつ、、再び心の中でガッツポーズ!!

私はめがねくんが鳥の話をする度に笑いそうになる
めがねくんと関わるようになってから
たまにめがねくんの夢を見る

夢の中のめがねくんは肩や腕にいっぱい鳥をのせて
クジャクみたいな状態になっていた
なんで鳥をいっぱい乗せているのか聞くと

「元鳥使いやから、鳥にはめっちゃ好かれるねん」
とよく分からない答えが返ってきた
そんな変な夢を見たから
めがねくんから鳥の類の話が出てくると、ちょっと面白い

めがねくんの家はマンションだった
しかも、マンション一棟をまるまる所有しているらしい
少し古いけど美しく植栽された綺麗なマンションだった
その最上階の一室に住んでいるらしい

「おじゃまします!」
部屋に入るとなんか緊張してきた、、、
そんな気持ちを察してか、めがねくんがテレビをつけた

‘’I'm a fan of Long Coat Daddy.
I want to be an exemplary fan of them.
I don't want to do anything that interferes with their activities,
and I want to support them behind the scenes.
I would like to follow their activities for a long time to come.‘’

「英語上手いね」
「うん、思いっきりネイティブスピーカーやもんな笑」

きゃー恥ずかしい!
緊張し過ぎてちゃんと見てなかった
テレビの中で話しているのは、
外国の人だった!

「ちょっと待っててな、本持ってくる」
そう言ってその場をしばし離れるめがねくん

何気なく目の前にある机の上に視線がいく
沢山の写真が雑然と置かれている中で
1枚の写真に目が留まった
そこに気になる人が映っていたからだ
直感ですぐ気づいてしまった

めがねくんの、特別な人じゃないかな



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