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「人生は今が一番若い」ということの嘘と真実

「人生は今が一番若い」そんな言葉を聞いた後、何言ってんだと思いながら地下鉄の階段をかけ上がったあの頃、時代はまだ昭和だった。
令和に変わり私も歳を取り、あの時の言葉は表面的には正しかったのだと思う。
「人生は今が一番若い」
正しいもなにも、普通に生きている人にとって当たり前のことじゃないか笑

この言葉の真意は受け取る人によって様々に変化していくのだろう。

・文字通り今が一番若い。
・明日、私は生きていないかもしれない。
・今日で世界が終わっても後悔しないように生きるべきだ。
・やりたいことは今すぐやるべきだ。
・人生に二度目は無い。

本当にそうなのか、実は自信が持てない。
もしも輪廻転生が当たり前にあるのだとしたら、今のこの人生はリハーサルなのかもしれない。

但し、生まれ変わったとしても、この身体で考えたり悩んだことは次の身体には引き継がれないだろう。
この肉体と魂のセットはこの一度限りだろうから、この人生で到達した境地はこの肉体が滅びる時に一緒に滅びる。

「人生は今が一番若い」
少なくとも現世の今のこの身体にとっては真実に違いない。

ただ可能性としては下記のようになるだろう。
「この人生にピンポイントで焦点をあてたら今が一番若い。でも別な人生が次に控えているので、それを考慮したら今は全然若くない」

まあ、どっちでもいい。
どうせ人間にはどうすることもできないのだから。
というか酔ったからもう寝る。

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