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【エンビロン】 トナー不要論

はじめに、エンビロンは素晴らしいスキンケア製品だと思っている。
モイスチャークリームもシークエンスセラムもよく考えられている。
クオリティの高いビタミンを、きちんと肌まで届くように計算されて作られている。

僕は数年前にエンビロンの使用をはじめてから、
肌にツヤとハリが出て、見違えるように滑らかな肌になった。
けれど、エンビロンの使用を始めた当初から敬遠している製品がひとつある。
モイスチャートーナーである。

そもそも、僕は男性であることもあり、クリニック専売品であるエンビロンを購入することが難しい。
中には男性を受け入れてくれるサロンもあるが、心の敷居が高いのは間違いない。
結果的にオンラインでの購入となり、カウンセリングは受けられないので全て自己責任となる。

もともとスキンケア製品の成分表記はよく見るタイプだが、
とりわけエンビロンは効能に懐疑的だったことと、クリニック専売品であることも手伝って、使用されている成分を一から細かく紐解いた。

そんな中、トナーの成分だけはどうしても自分の肌に合うとは思えなかったため、使用を控えていたのだ。
以下にエンビロンモイスチャートーナーの成分を表記しておく。

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水,乳酸,クエン酸Na,BG,PG,ハマメリス水,パンテノール,エタノール,α-アルブチン,ナイアシンアミド,PCA-Na,EDTA-2Na

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乳酸というピーリング成分が水の次に高配合されていることに加えて、
PG、ハマメリス水、エタノールは、敏感肌の人には刺激になる成分である。
百歩譲ってこれが拭き取り化粧水であるならいい。
しかしメーカーの使用法を見ると、トーナーの次にそのままジェルとクリームを使用するとなっている。
これらの刺激成分を一晩中、あるいは日中肌につけ続けることで、敏感肌の人がどういった肌状態になるかは想像に難くない。

このトナー肌荒れ問題をややこしくしているのが、
エンビロンという会社の売りが、レチノールによって美肌を目指す製品であるということだ。
つまり、このトナーにより肌が荒れているのか、A反応によって一時的に肌が炎症を起こしているのか、容易に判断がつかないのである。

僕は最近になって、ようやくこのトナーを試してみることにした。
すると、案の定肌は真っ赤に腫れ上がり、ぷつぷつと赤いニキビができてしまった。
それ以前にエンビロンのジェルとクリームを継続使用していたため、これはA反応ではない。
単純に使用されている成分の刺激が強すぎて、肌荒れしてしまったのだ。

もちろん、だからと言ってこの製品を悪者にするつもりもない。
このトナーは、乳酸という穏やかなAHA(アルファヒドロキシ酸)の一種によって肌の古い角質をピーリングし、次に入る有効成分を浸透しやすくするという、歴とした目的がある製品だからだ。


肌荒れは肌が綺麗に生まれ変わる変わる過程かもしれない。
あるいはこの酷い肌荒れの先に、スベスベの肌が待っているのかもしれない。
それでも、このトナーは万人に使用を勧めるようなものでは決してないとここで言っておきたい。

生まれつき肌が弱く、指で触れるだけで炎症を起こしてしまう人が、僕を含めて世の中にはたくさんいる。
合わない成分を使用した夜は、肌がヒリヒリと痛く、痒く、眠れない。
そんな先に綺麗になるって言われたって、僕は使用したくない。

化粧品はQOLを上げるものでなくてはいけない。
使用することで気持ちよさを得て、気分を高めていけるものでなくてはいけない。
だからこそ、A反応は起こすべきではないし、まして肌荒れを引き起こす成分をあえて肌につける必要性も感じない。

ちなみに、エンビロンモイスチャーシリーズのジェルとクリームはほぼ同じ成分で、使用感の違いくらいしかない。
併用することで多少成分濃度は高まるかもしれないが、そのために無理してまで高い投資を続けることもない。

僕のおすすめはモイスチャークリームのみの使用である。(お金があるならシークエンスセラム)
この製品にエンビロン創業当初からの知見が詰まっているわけで、逆に言うとそれ以外の製品をライン使いする必要性はあまり感じられない。
自身の肌に合った他社の化粧水や乳液と、エンビロンモイスチャークリームを併用する。これが最適じゃないだろうか。


もう一つ、エンビロンは1から4とレチノール濃度を上げていけるシステムになっているが、これも無理して上げる必要はない。
高い濃度を使えば使うほど綺麗になるというものでもなく、10年間ずっと2のままでツヤツヤモチモチの肌の人もいる。
大切なのはA濃度ではなく、毎日継続してクオリティの高いビタミンA、B、C、Eを肌に浸透させることだ。

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