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だから,院試の前なんだって

時刻は夜11時を回る頃に,ようやくnoteとxのアカウントの設定を終えて創作活動にいそしむ自分.こんなことしていていいのだろうかと思う理由は.2日後には大学院の試験が迫っているからだ.


しかし,小学校も中学校も,高校でもそうであったが,大事な時の直前ほど部屋の掃除がはかどる時はない.そして今日もそうであった.掃除機,洗濯,台所掃除,風呂掃除.一人暮らしにちょうどいいサイズの部屋をセコセコ掃除をした.夏休みに放置していた部屋の汚れを落とす作業は働きがいがあった.


もちろん試験の勉強も約1時間を4セットやった.しっかり勉強もしているのである.大学生になって,机に向かって勉強をするということから遠ざかっていた自分にとっては,高校時代を思い起こすちょっと楽しい時間ではあった.試験の勉強をしているのではあるが,半義務的な勉強にも関わらず何か楽しいのは,のめり込む感触をどこかで感じているからだろう.正直試験なんかどうでもいい.のめり込む感覚が好きなんだと思う.ゾーンとかいうやつかも知れない.


はて,疑問はなんで大学院の試験の前にこんなものを書いているのかである.理由はない.始めるきっかけはくだらないほどいいと聞いたことがある.アメリカでよくしてくれた教授に返しそびれた芸人のエッセイ集を読んだ.半分くらいではあるが,引き込まれた.居酒屋のバイトをしていた芸人が,店主に怒られる下りを読んだ時,反応率瞬間風速800メートルで読んだ文章が脳内再生された.


炸裂した.電気ショックが走った気がした.だから,書く.そんな化学反応が文字から生まれるならそんな奇跡みたいなことはない気がする.アイデアは材料を必要としないから,ここに書くだけなら0円である.日記は自分との距離が近すぎる.だから,見返そうとは思わない.これは日記ではない.創作活動である.だから,また見返して,自分につっ込もうと思う.見返して思うのは,あの深夜テンションで書いた文章は,高校時代に好きな女の子に向けて書いた,好きの気持ちがドン引きされるくらい空回りして伝わったあのラブレターとほぼ同じだということである.しかし,今は決してそんなことを思ってはいない.


さあて,明日は試験前最後の勉強日である.明日朝6時に起きようと意気込んだ時刻は現在.リバプールのキックオフ直前.”えーと.これは,際どいですね.ペネルティエリア内でスライディングをするような危険行為です.”解説者がこれから試合を見るという危険行為を説明する中,果たしてレフェリーの判定はいかに...入試前の壮大なギャンブルは,つられて掛け金が上がりそうである.



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