私の資産形成
アーリーリタイアして、FPさんに資産運用の相談に行ったときのことです。
保有資産の説明したとき「旦那さんの給与だけで、よくこれだけ貯まりましたね」と言われました。
改めて振り返ってみると、まとまった資産ができたのは、30年にわたり積み立て投資をしてきたこと、生活費支出を抑えたことにつきると考えています。
毎度ケチケチな話で恐縮ですが、ご参考になれば幸いです。
【天引きで積み立て投資】
給与からの「天引き」で投資をしました。
①財形貯蓄の天引き
会社の財形貯蓄を活用。
最終的にはマックス枠の毎月4.5万円、賞与月はさらに15万円が給与から天引きされ、30年間、信託銀行と生保に預託していました。
会社からの金利補助も付いていました。
②自社持株会の天引き
毎月3,300円を給与から天引き。
退社時は1,000株になっていました。
このふたつはいわば積み立て投資ですね。
【次第につつましい生活に変わる】
これらの天引きにより手取りの金額はかなり少なくなりました。
すると不思議なもので、手取りの範囲内でつつましく生活する習慣がつき、少しずつお金についての考え方も変わって行きました。
①家は買わない
②自家用車は売却
③生命保険は途中で解約
④ポイ活を仕組み化
・今でも賃貸派です。
・お金の支払いはカードや電子マネー。
一回の支払いにあたり二重~三重でポイントを獲得できるようにしています。
【支出減少、そのほかの要因】
支出を抑えられたそのほかの要因もあります。
誰でもできる再現性はありませんが…。
①地方転勤生活25年
②食費があまりかからなかった
③ものをあまり買わない妻
④子供がいない
・地方都市では生活費の物価が割安でした。都内比-15%くらいでしょうか。
・接待が多い仕事だったので、私の分の食費はかなり抑えられたと思います。
・妻は今日も私のオサガリのシューズ(白いK-SWISS)を履いています。
【支出管理で次第にお金が増える】
生活費の支出には項目別に枠を設けてザックリ管理しています。
年間の支出は新婚当初よりも100万円以上減りました。
その後20年以上(デフレが続いたこともあり)支出が増えることはありませんでした。
年齢を重ねるにつれ給与が上がったので、30代後半からは毎年お金が貯まっていく状態になりました。
貯まったお金の半分は、利息が高い外貨預金に回しました。
【天引き投資30年の結果は…】
退社時に財形貯蓄と持株会の解約をしました。
財形貯蓄は利息と運用益で3,200万円(1.6倍)に、1,000株になった自社株は240万円(2.1倍)になっていました。
30年の時間をかけた積み立て投資は想像以上の結果になりました。
【投資の効果とリスクの軽減】
支出の管理によって充分な資産ができたので、昨年1月に入金された財形貯蓄と退職金はすべて投資に回しました。
当初は投資額が急激に増えて心配でしたが、いまは配当・利息の大きさにひと安心しています。
まとまった投資資金があれば、あまりリスクを取る必要がないとわかり、最近はETFや債券、大型の高配当株に寄せてリスクの軽減を図っています。
【最後に、現在の米株ポートフォリオ】
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