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アーリーリタイア、時間的余裕と好循環

アーリーリタイアして10ヶ月が経ちました。

昨年までは7:30~20:30の13時間が仕事の拘束時間でした。
加え、週3の夜の会食や週1のゴルフなどの接待がありました。

いまは、ほぼすべてが自分の時間になり、健康的で規則正しい生活を過ごしています。

時間的余裕は、さまざまな面で「好循環」につかながっていると感じます。

【運動による好循環】
深夜におよぶ飲酒習慣が無くなったことと、毎日一時間の散歩により、体重は9kg減りました。
体が軽くなったことで「散歩(ウォーキング)」→「ジョギング」に変化しました。
体力がつき、先日の7時間の縦走登山でも、全くヘコタレなくなっていました。


①睡眠の充実
日々の運動によって、眠りがかなり深くなりました。
寝つきに於ける「悶々の30~60分」は無くなり、「バタンキュー」タイプになりました。
睡眠時間は安定的に最低7時間を確保できています。

②記憶力の回復
充分な睡眠と健康の回復により、激務のマルチタスクによって破壊された記憶力は明らかに回復しています。


④学習の進展
記憶力の回復により、英単語は自分でも不思議なほど、スムーズに覚えることができています。
そのため、英文読解のスピードは早まりました。
また、ヒアリングについては、何かの一線を超えた感覚があり、BBCのニュースレベルなら、すんなり理解できるようになりました。

【情報収集と時間的余裕】

情報収集の時間は大幅に増えました。
膨大だった情報はさらなるカスタマイズ化によって必要なものを選択し、量と質の面で精度を上げるように心がけています。

長年愛読してきた日本経済新聞は「もう不必要」と判断し、ネット購読を打ち切りました。

情報力の陳腐化(特に伝達速度)もありますが、何よりカスタマイズ化(X、YouTube、情報アプリ)により、知りたい情報を自分で選択し、ほぼ網羅できるようになったことが大きいです。

①株式相場への対応
知りたい情報のカスタマイズ化によって、変化への対応スピードと精度が増したと感じます。

「投資の日」の10月4日前後の暴落で、含み益は半減してしまいました。

当初は暴落の原因がよくわかりませんでしたが、数日前の不穏な異変は察知していました。下記。

・10/2の日経平均は、日中+550円まで上昇したものの、結局は-98円で終わる。午後の下落の幅が甚大で、普通ではなかった。

下落の原因が「米10年金利の上昇」だったことは、後からわかったことですが、このときから警戒をし、対応を考えていました。

この時の「相場の底」は10/4でした。

様々な情報から判断し、10/4と10/5は10銘柄の売却して現金を増やし、日本株18銘柄、米株5銘柄を新たに買いました。

この対応により、半減した含み益は、なんとか88.2%まで回復しています(11/3現在。米株は増加に転じた)。

今回の対応(買い)は、情報のカスタマイズ化のほかに、時間的な余裕があったからできたのだと思います。

10/2の「前日比-98円」の結果だけを見ていたら、異変とは感じなかったに違いありません。

【手料理による好循環】
サラリーマン時代の昼食はコンビニ弁当、夜食は居酒屋の業務用加工・冷凍食品でした。

今は手料理の機会が増えました。
フレンチ・トースト、オムライス、ブルーチーズのリゾット、スパイスカレー、餃子、シュウマイ、麻婆豆腐、カニ玉、バゲット、ナン、チリビーンズがローテーションに加わりました。

調理作業は次第に手早くなり、好きな味にでき、「妻が喜ぶ」という効果にもつながりました。

最近体調が良いのは「加工食品をほとんど食べなくなったこと」が、大きな理由だと思っています。

【文化的な時間を過ごす】
毎日13:00~15:00はサラリーマン時代に見逃した映画やテレビドラマを見たり、読書や趣味をして過ごします。

念願叶い、行き付けのスナックのチーママからストーリーを聞きかじっていたTBSドラマ「カルテット」を全話みることができました(Amazon prime)。

読書は文学作品が増えてきました。

また「金継ぎ教室」に通いはじめ、同年代のおばさま達とコミュニケーションを図っています。

二度にわたる震度6強の地震で割れてしまった器たちを金継ぎで修復します。

これらはずっとやりたかったことのリベンジです。
まことに充実したひとときです。

【ストレスフリーの弊害】
好循環を感じる一方、弊害も感じています。

ストレスフリーに慣れたゆえに、以前よりも「ストレス耐性」がかなり弱まったことです。

両親への介護手伝い(1泊2日)の後は、精神的なダメージが大きく、帰宅後3日間ほどは、あとをひいてしまいます。

こればかりは仕方がないことです。

今回はすぐに帰宅せず、東京に泊まりました。

絵画で心を癒したりした…

次の機会では、10年前にリタイアした尊敬する鎌倉在住の先輩と会い、ゆっくり食事をしようと思っています。

【最後に】

弊害は多少ありますが、時間的余裕ができたことは、さまざまな好循環になっていると思います。

特に記憶力がかつてのレベルに回復して、失った自信を意図せずに取り戻せたことは、メンタル面の安定を強くもたらすことになり、自分的にはかなり嬉しいことです。

この先も好循環を見つけ、目標としている「上機嫌で過ごす毎日」を求めていきたいと思います。









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