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呪われた夢

二郎「ここは私たちが初めて会った草原ですか」
カプローニ「私たちの夢の王国だ」
二郎「地獄かと思いました」
カプローニ「君の10年はどうだったかね。力を尽くしたかね」
二郎「はい。終わりはズタズタでしたが」
カプローニ「国を滅ぼしたんだからな。あれだね、君の零は」「美しいな」
二郎「一機も帰ってきませんでしたが」


二郎は菜穂子に「生きて」と言われるが何もないのでは。と思ってしまった。
自分がしたかったことを全てやりきり(夢は叶えた)、愛した妻を失い。最後の「生きねば」はどういう感情から出たセリフなのかがいまだに理解できない僕でした。

飛行機は呪われた夢。
これを題材にするのは天才としか言えない。✈︎


久石譲さんの「旅路」が良すぎる。
飛行機が優雅に青空を飛んでいる様を見事に表現している。そこには呪いの部分(戦争の道具になる)ではなく純粋な二郎の夢の形のみが見受けられます。
マンドリンのトレモロがすごく好きです。

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