職を失った

10年以上続けた職場を2023年12月28日に退職した。
退職までに何度も何度も考えて出した決断。
一番理想としていた形(寿退社)ではなかったが、
タイミングは良かったと信じている。

別れの時に送る側(同僚、取引先)の人の本来の姿が見える気がする。
去る側もしかり。(自分)
退職前は非常に不安定な状態になっていた。
勝手に相手の考えを推測して裏をさぐってしまう。
「表面では優しいこと言って…」
「良いように使われたな…」
「今になって言われても…」
いろんなネガティブな推測で疲れてしまう。
関わってくれた人も、こんな考えの自分も嫌いなった。
退職して冷静に考えれば、優しく送ってもらったと思うのに
感謝の気持ちを持てなかった。

退職し3か月が経過した。
職場の取引先の方からの食事のお誘いがあった。
実は以前お誘いを1度断っている。
ただただ仕事のことを思い出したくなかった。
再度連絡があったので今回は参加させてもらった。
話は尽きず沢山話した。
解散し一人になり、ふと…
自分の考えが幼すぎたことに改めて気付く。
退職したことは後悔していないが、
もっとまわりの人からの優しさに感謝する必要があったと
ものすごく感じた。
自分本位で考えすぎていた。
いろんな視点で見るべきだった。
そして、人の意見に耳を傾け沢山話すべきだった。
だんだん頭が固くなりつつある自覚があったときに
改めて過去を思い出せてよかった。

次の就職先はまだ決まっていない。
いまは自分自身と向き合ってゆっくり考えよう。






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