パーグースタジオ

小説が書くのが大好きで、自分が今この日本に対して何を思っているか、感じているかを小説と…

パーグースタジオ

小説が書くのが大好きで、自分が今この日本に対して何を思っているか、感じているかを小説として書いていました。いつかその小説を漫画として描きたいと思い、今その夢にチャレンジしています〔トイロの監獄〕まだまだ甘い部分もありますが、優しい気持ちで見守ってください😃⭐️

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    ヒストリー15 つづき⑤

    レオ『僕の目が、赤いからみんな怖がるんだよね? 僕の目が赤いから、お父さんも離れたんだよね?』 お母さんは僕の目をじっと見て 話しを聞いてくれてる。だから、僕は安心して 思ってる事、感じてる事を話せたんだ。 レオ『5歳ぐらいの時に、人が話してるのを 聞いた事があるんだ。 その人達は、僕の事を話してた。 僕の〝赤い眼〟の事を話してた。 死神とか、人を傷つけるとか、 僕の目を見たら、不幸になるとか言ってたんだよ。 他にも色々話してたけど、 難しかったから、よくわからなかった。

    ヒストリー15 つづき⑤

    ヒストリー15 つづき④

    ネルソン邸宅内 小さな古屋 《レオ視点》 夜中に目が覚めた。 僕は、しばらく、ボーっと天井を眺めて 古屋の窓を見た。 窓の外は雨が、いっぱい降ってる。 時々、空が光って、雷の音が遠くから 聞こえるんだ。 雷が怖いと思った事はないよ。 、、、大きな音にはビックリするけどね笑。 空を見上げるのが好きなんだ。 星も雲も月も太陽も虹も、みんな好き。 みんな、僕らと一緒で生きてるんだなぁ、 って思うんだ。だから、今の雲も きっと機嫌が悪いんだね。 明日、ここを出て、外の世界に行

    ヒストリー15 つづき④

    ヒストリー15 つづき③

    アイリ『グレースの言いたい事はわかるわ。 ダウ教は、神への叛逆者〔はんぎゃくしゃ〕 である死神を絶対に許さない。 〝聖地デルフィ〟へ行って、もしも レオの赤い眼が、バレてしまったらって事よね?』 グレース『・・はい。』 アイリ『これからレオが生きていく上で どこに行っても、この世界には 宗教が存在する。 ダウ教、メシア教、アルム教、ピラート教。 まだ分派してる小さな宗教は、いっぱい あるけど、それぞれが神を信仰してるの。  同じ〝母体神テトラ〟から生まれた 子供の神を。

    ヒストリー15 つづき③

    ヒストリー15 つづき②

    邸宅内   小さな古屋。 《グレース視点》 古屋の裏で、ふたりが話をしている。 アイリとグレースだ。 アイリ『グレース、今日もご飯をありがとう。』 グレース『いえ、お気になさらないで下さい。 それよりも奥様、、』 アイリとグレースが、月の灯〔あか〕りに 照らされている。 時々、雲が月の邪魔をして、その灯〔あか〕り を遮〔さえぎ〕る。 グレース『明日、ここを出て行くと いうのは、本当ですか?』 アイリ『ええ、ほんとうよ。 グレースには伝えるつもりだったけど 先に言

    ヒストリー15 つづき②