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【#25】生成AI賛成派、反対派をそれぞれ見て思うこと

SNSを見ていると生成AIが相変わらず盛り上がっているように見える。一時期よりは少し落ち着いたようには見えるが。ただ自分の周りの人を見ると、生成AIを仕事・プライベートで活用している人はあまりおらず、SNSでの盛り上がりが嘘のように思える。これは自分がそういった人間関係の中にいるからだとは思うが。

それはさておき、SNSだと「生成AI賛成派」と「生成AI反対派」の両方を見かける。賛成派は生成AIで「あれができる・これができる」「もう〇〇をする必要がない!」「新しい〇〇AIがシリコンバレーで誕生した!」と声高らかに騒いでいる。

一方で反対派は、「著作権侵害だ」「人のデータを許可なく使って盗作だ」のような声が上がっている。また「あなたはあくまでも指示を出しただけで、生成したのは、他者のデータから学習したAIなのだから、あなたは特別凄いわけではない」という見方もあるだろう。

それを誇らしげに言うから、「人の褌で相撲を取っている立場で何を言ってるんだか」と冷めた目で見られる。まぁこれは理解できなくはない。

凝ったプロンプトを使っているとか、学習方法が違うから誰でもできることではない、といった考え方はあるだろう。とはいえ「人の褌で相撲を取る」感は拭えない。だが、この「人の褌で相撲を取る」というのは、一般の人でも似たことをやっている。

例えばイラストを練習するとき、模写をするだろう。模写をするということは、世の中に公開されている他者のイラストを「自分の学習のため」に使用するわけだ。

では他者のイラストを模写して画力が上がった結果、自分のイラストが評価されて、仕事が舞い込むほどの人気になったとしよう。それにより、画力を上げるために使ったイラストの著者より有名になり、その著者の仕事が減ってしまうことになれば、どう思うだろうか。

それは単純に実力で負けているのだから仕方がない?いやその実力や人気は「他人の作品を模写(他者のイラストを自身の学習データとして使った)した結果生み出された」ものだから許せない?そもそもそんなこと起こらねぇだろ、色々と意見はあるだろう。

まぁここの判断は人それぞれなので、どれが正解といった話ではないが、他人の作品を用いて「自分が有利になる」ように使っている点では同じだ。それが「短期間」かつ「一瞬で利益を奪い取る」ということが誰の目に見ても明らかだから、批判が発生するのだろう。

この問題は単純ではないので、両者が分かり合えることなどありえない。そんなことを考えながら、ChatGPTに広告文を作らせている今日この頃。

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