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【#47】年間150万分のスマホを買って感じたこと

iPhone 16 Pro Maxの到着を待ちわびながら、今年買ったスマホの合計金額を計算したところ、タイトルにもある通り約150万ほど使っていた。金のかかる趣味で、自分でもアホだとは思うが、かといってこれ以外に興味があるものもなく、そうなると貯金するか株を買うしかなくなってしまう。

それもそれでつまらないと思い、昔から少し興味のあったスマホに手を出すことになった。

高価格スマホを複数使って感じたこと

現時点で所有しているスマホは下記の通り。

  • iPhone 15 Pro Max

  • Galaxy S24 Ultra

  • Galaxy S23 Ultra

  • Galaxy Z Fold 6

  • Google Pixel 9 Pro XL

  • Google Pixel 9 Pro Fold

  • Xiaomi 14 Ultra

  • Xperia 1 VI

基本的には、国内販売されているハイエンドモデルを毎年入れ替えて購入しており、Snapdragonの8シリーズの最新版が搭載されているスマホを選んでいる。ゲーミングスマホは過去に購入したこともあるが、スマホゲームをしないため、今は購入していない。

普段使いについて

ぶっちゃけ20万前後の機種にもなると、普段使いでの違いを感じることはほとんどない。各種アプリは問題なく動作するし、安いスマホにありがちな「スクロールがカクカクする」といったこともない。この価格帯のスマホは120Hzで動作するので。

しかし僕は基本的に1年スパンで買い替えるので、数年使い続けても快適に動作するかどうかは正直わからない部分ではある。

直近で1番使用期間が長かったのがiPhone Xで、これは3年ほど利用した。最初はサクサク動作していたが、買い替える直前はアプリの起動やゲームの動作が重いと感じる場面が多かったので、いくらハイエンドの端末と言えど、時間が経てば徐々に動作が遅くなるのかもしれない。

カメラについて

どの機種も写真は綺麗に撮影ができるが、メーカーによってチューニングの方向性は大きく異なる。例えば、GalaxyやXiaomiなどのカメラ性能を重視した端末であれば、彩度が高めでAIによる補正も行われるため、いわゆる「映える」写真が撮影できる。

一方のXperiaはAIによる補正も弱めなので、現実に近い色味になる。カメラはメーカーの目指す形や設計思想によって大きく変わってくる。ただスマホカメラのトレンドとしては、前述のAI補正を効かせて彩度高めの写真が撮れる端末が主流だとは思う。

どういう写真が綺麗と感じるかは個人差があるので、高い機種だから絶対に綺麗に撮影できるとは思わない方が良い。

電池持ちについて

電池持ちは、搭載しているSoCによって変わってくる。特にQualcommのSnapdragon系のSoCは電力効率に優れているため、電池持ちが良い端末が多い。

一方のGoogle Pixelは、自社設計のTensorチップのチューニング不足の影響か、Snapdragon搭載端末と比較すると電池持ちが悪い印象がある。

ただあくまでも比べればの話なので、数年使って電池の最大容量が落ちた端末から乗り換えれば、どのメーカーの端末でも電池持ちは良いと感じる。朝に満充電しておけば、使い方にもよるがモバイルバッテリーは必要ないだろう。

ぶっちゃけ高額なスマホを買う必要はない

正直、今のスマホは値段が高すぎる。僕が最初に購入したiPhone 5で6〜7万円だったので、それと比較すると2〜3倍ほど値段が上がっている。

もちろんカメラの性能が上がったり、SoCの処理速度が上がっているので、単純比較はできない。

ただユーザーがスマホに求めることは昔と比べてそんなに増えているわけでもない。

  • カクつかずに動作する

  • 電池持ちが良い

  • 綺麗な写真が簡単に撮れる

これら条件を満たしていれば、ユーザーからすると必要十分だ。各メーカーはAIを売りにしたプロモーションを行なっているが、正直ユーザーにどのようなメリットがあるのかは、疑問を感じる。

「写真の不要な部分が消せる」「リアルタイムで翻訳ができる」「チャットアシスト」などの機能はあれば便利だとは思うが、わざわざ10万以上の大金を払って手に入れるものもないとは正直思う。

スマホの買い替えサイクルが伸びたり、最新モデルではなく型落ちのモデルでも良いと考える人が増えているのが、何よりの証拠だ。

まとめ

ハイエンドスマホをたくさん買って感じたのは、「昔みたいにワクワクしなくなった」ということだ。

もちろん自分の感性が衰えているから、そう感じるという可能性ももちろんある。HUAWEIの三つ折りスマホなど、技術的に面白い端末は出ているものの、日常生活を根本的に変えるほどのインパクトはないように思える。

スマホというコモディティ化して一般的になったデバイスが、この先大きな革新を起こすことは難しく、ARグラスやARコンタクトレンズなどがその役割を担うのではないかと個人的には思う。

とはいえ僕はこれからもスマホを買い続ける。Xiaomi 15 Ultraの2億画素の望遠カメラがめっちゃ楽しみ。

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